キキの自虐ネタが2回もバズる
世界トップの金融街ウォールストリートに勤めるビジネスマンから、ストリッパーが金を巻きあげた実話を映画化した話題沸騰中の新作映画『ハスラーズ』に出演する、俳優のキキ・パーマーの“おバカ発言”がネット上で大ウケしている。
ドラマ『スクリーム・クイーン』などで知られるキキは、10代の頃から俳優兼シンガーとして活躍している人気セレブで、今年は朝の人気情報番組『グッド・モーニング・アメリカ』で共同ホストに抜擢され、アメリカでは“朝の顔”として定着しつつある。
現在26歳でますます活動の幅を広げるキキは、数ヵ月前にアメリカ人なら顔と名前くらいは覚えておきたい一般教養である、元アメリカ副大統領のディック・チェイニーの存在を知らず、そのことに対して放ったひと言がネットを大きくバズらせた。
2018年にクリスチャン・ベールが映画『バイス』]で熱演したことでも記憶に新しいディック・チェイニー元米副大統領は、ジョージ・W・ブッシュ政権をイラク戦争に導いた影の権力者。
アメリカの現代社会を語るには欠かせない悪名高き存在と言われるチェイニー元米副大統領の写真を見たキキは、「こんなこと言うのは嫌だわ。馬鹿げたように聞こえないでほしいけど、この男が誰だかわからない。彼が道を歩いていたって、私…、まったく気がつかないでしょう…。ごめんなさいね、この男性」と発言。
この時のキキの言い方、そして最後の捨てゼリフのような「ごめんなさいね、この男性(Sorry to this man)」という謝罪のインパクトが強烈すぎて、ネット上ではこのセリフを引用したミーム(※)が拡散。
※ミーム(Meme):ネット上で拡散するアイディアや行動のこと。拡散しやすい面白コメントつきの写真を示すことが多い。
ツイッターのワールドトレンドにランクインするほどの盛り上がりを見せたこのミームから、約2ヵ月が経過した今…。キキは再び同じような状況下に…。
今度はあの歴史上の人物に謝罪
先日、フランスに滞在していたキキは、母親を連れてパリで最も有名なルーブル美術館を訪問。アート好きな母のためにここに連れてきたというキキは、モナリザを鑑賞した後、その隣にあった肖像画の前で記念撮影した。
その時の様子を自身のインスタグラムに投稿したキキは、「彼女(母親)はついにモナリザを直接見ることが出来たの!意外と小さかったから、ちょうど隣にいたこの白人女性と写真を撮ることにしたわ。この女性もキレイね!」とコメント。
たまたまモナリザの隣に展示してあった肖像画の前で撮った写真に、とあるユーザーが「ちょうど隣にいたこの白人女性はマリー・アントワネットでは」とコメント。
実際は、「絶世の美女」として崇められたマリー・アントワネットではなく、パオロ・ヴェロネーゼの「美しきナーニ」という作品だったのだが、おそらくそれをよくわかっていないキキは、謝る必要は一切ないのに、チェイニー副大統領の時の発言を文字って「ごめんなさいね、あの女性(Sorry to that woman)」と返信し、再びネットをバズらせた。
(フロントロウ編集部)