SNSで怪しい動き
シンガーのテイラー・スウィフトが最も頻繁に使っているSNSは、ツイッターでもインスタグラムでもなくブログ型SNSのTumblr(タンブラー)。
自分語りOKで他人とあまり交流しなくてもよく、自由気ままに、ウェブ上のスクラップブックのような感覚で色んなメディアをミックスした投稿ができることで海外の若者たちに根強い人気となっているTumblrだが、テイラーも、このあまり気張らなくていい脱力系SNSがお気に入りのようで、ファンへの大切な報告や自分の気持ちを伝える際には、タンブラーを優先して情報を発信することが多い。
そんなテイラーが、ここ最近、Tumblr上で何やら怪しい動きを見せている。
ご存知の方も多いと思うが、Tumblrには、ツイッターで言う「リツイート」と同じ要領で使える「リブログ」という機能がある。他のユーザーの投稿でシェアしたい投稿があれば、リブログボタンを押すと、その投稿が自分のページにも表示され、自分の好きな情報をまとめることができる。
テイラーは、12月に入ってから、このリブログ機能を使って、ファンが集めた自分が過去にしたクリスマスに関する発言の数々や、クリスマスと自分に関するインターネットミーム(※)、サンタクロース姿に変身した合成写真などを連日収集。さらに、ファンの投稿へのコメントにクリスマスツリーの絵文字をいくつも連投するなどして、クリスマスにまつわる投稿に反応しまくっている。
※ネット上で人気のコラ画像や動画など、おもしろネタの総称。
テイラーがリブログしたファンの投稿の一部。コメント欄には13本のクリスマスツリー&木の絵文字が。
「嬉しいお知らせ」の前兆?
ただ単に、クリスマス気分が高まりすぎて、リアクションせずにはいられないだけ…という可能性も十分に考えられるが、そこは、これまで発表した楽曲やMV、SNSの投稿など、細部にわたって数々の“宝探し的ヒント”を潜ませてきたことで名高いテイラー。
彼女の行動には、いつも何らかの意味があり、過去にも、新曲やアルバムのリリース発表の前にTumblrでのリブログ活動が盛んになった前例があることから、ファンたちは、テイラーがクリスマス周辺に何か重大な報告を控えているのではないかと期待に胸を膨らませている。
米音楽メディアのHits Daily Doubleは、11月にテイラーが2019年の年内に新作を発表するという情報が音楽業界でまことしやかに囁かれていると報道。
同メディアは、この作品は、12月18日に全米公開(日本公開は2020年1月24日)される、テイラー出演のミュージカル映画『キャッツ』とは関係のない作品で、さらに、テイラーが買収騒動をめぐるバトルの真っ最中である音楽マネージャーのスクーター・ブラウンとテイラーの前所属レーベルのビッグマシン・レコーズが、原盤権を手にしたテイラーの過去の楽曲を活用して制作を進めているとウワサされる“ベスト盤”でもないようだと伝えている。
テイラーは、一連の自分の動きを怪しみ、「何かが起こる予感がする」、「テイラーは私たちファンは何も気づいてないと思ってるかもしれないけど、ちゃんと気づいてるんだからね」などとコメントしたファンのTumblrでの投稿に「いいね!」するという、さらに“匂わせ”な行動をみせているが、これは一体どういう意味なのだろうか?
ちなみに、テイラーがこれまでにファンの投稿に残したコメントには、交互にミックスした12本もしくは13本の「クリスマスツリー」と「木」の絵文字が添えられていた。
テイラーは12月13日で30歳の誕生日を迎える。去年の誕生日には、ファンへの感謝の気持ちを込めて、自身が2018年に行なった世界ツアーを追った特別番組『テイラー・スウィフト: レピュテーション・スタジアム・ツアー』がNetflixで配信されることを発表したが、もしかしたら、今年も、誕生日周辺に何か嬉しいお知らせが聞けるかもしれない。(フロントロウ編集部)