『星の王子 ニューヨークへ行く』32年ぶりの続編制作
エディ・マーフィ主演で大ヒットした映画『星の王子 ニューヨークへ行く』といえば、1988年に公開され大ヒット。その後もたびたび地上波で放映されたため、いまだに幅広い世代に楽しまれているコメディ映画の1つ。
そんな『星の王子 ニューヨークへ行く』の続編の制作が今年2019年2月に発表され、2020年の公開を目指している。
エディといえば、『ビバリーヒルズ・コップ』や『ドクター・ドリトル』など、多くの大ヒットシリーズで主演を飾ってきたけれど、『星の王子 ニューヨークへ行く』は思い入れの強い作品のよう。
「ハロウィンには、みんながキャラクターたちの仮装をするし、僕を見かけたら映画の中のセリフを言ってくるんだよ」
そんな作品の続編を、32年ぶりに制作することとなったエディ。今作ではエディの他にも、王子の世話役でお調子者のセミ役を演じたアーセニオ・ホールと国王役のジェームズ・アール・ジョーンズが続投することが発表されているけれど、監督は、ジョン・ランディスからクレイグ・ブリュワーへとバトンが手渡された。
しかしそんななかでも、30年前のオリジナルを踏まえながらも、作品をアップデートするために「賢い方法を思いついたんだ」と、米Varietyによる『Actors on Actors(原題)』で明かすエディ。
「30年後に続編を作るなんて思わなかったから」と前置きをしながらも、現在の制作状況についてこう語った。
「僕たちは今、それ(オリジナル版と続編)を繋げる方法を見つけ出したから、それにのっとって撮影をしているよ」
現時点で分かっている続編のストーリーは、エディ演じるアフリカの架空の国ザムンダのアキーム王子が、ついに王様となることに。しかしその時、自分には、その存在を知らされていなかった息子がいることが判明し、アキーム王子は息子を探すために、ふたたびニューヨークの地を踏む…。
このストーリーラインだけでも、往年のファンにとってはワクワクしてしまうけれど、そこにエディが賢い方法でどのような伏線を引いているのか、エディのインタビューを聞いたファンは、その公開を心待ちにしてしまうこととなった。
ちなみに、その衣装も高い評価を受けていた『星の王子 ニューヨークへ行く』。前作ではデボラ・ナドゥールマンが手掛けた衣装は、今作では、映画『ブラック・パンサー』の衣装でアカデミー賞を受賞したルース・E・カーターが担当する。今年2019年4月には、エディとアーセニオが集合した写真を、ルースが公開した。
(フロントロウ編集部)