出演映画『キャッツ』がもうすぐ北米公開されるシンガーのテイラー・スウィフトが、同作の撮影初日に撮られたという秘蔵ショットを公開。まるで「トリックアート」のような1枚は2度見レベル。(フロントロウ編集部)

思わず目を擦りたくなる「トリックアート」風写真

 12月10日に北米公開されるミュージカル映画『キャッツ』にセクシーな赤毛のメス猫ボンバルリーナ役で出演するテイラー・スウィフトが、撮影初日に初めてセットに足を踏み入れた際の貴重な秘蔵写真を公開した。

 撮影用の衣装に着替える前の私服姿のテイラーが、背伸びをしながら、ぐっと手を伸ばして掴んでいるのは、巨大な扉のドアノブ。

 背後に写るキッチンも、すべて通常よりも大きな作りになっており、一瞬、テイラーが縮んでしまったのかという錯覚に陥りそうになる。

 猫たちが主役の名作ミュージカル『キャッツ』の初の映画化作品となる同作では、猫たちが見ている世界を忠実に再現するため、撮影現場には、猫のサイズ感に合わせた、巨大な家具や食器などのセットや小道具が用意された。

画像: ©Working Title Films / Amblin Entertainment / Monumental Pict / Album/Newscom

©Working Title Films / Amblin Entertainment / Monumental Pict / Album/Newscom

 同作に出演する大御所俳優のジュディ・デンチは、以前、巨大セットに囲まれた感想について「まるで『不思議の国のアリス』の世界に迷いこんだかのよう」と表現していたが、確かに、今回テイラーが公開した写真からも、そんな独特で不思議な世界観が醸し出されている。

 テイラーは、今回公開した写真に「ボンバルリーナは、インターネット上の猫動画でよく見る、人間用のドアの開け方を見事にマスターしたイタズラ猫のような子よ」というコメントを添えて、自身が演じるボンバルリーナという猫の性格をユーモアたっぷりに紹介していた。


劇中歌がゴールデン・グローブ賞にノミネート

 テイラーは、同作のために、ミュージカル『キャッツ』の原作者兼作曲家であり、映画版の制作にも携わる巨匠アンドリュー・ロイド・ウェバーと共同で劇中歌「ビューティフル・ゴースツ(Beautiful Ghosts)」を制作。

 同楽曲は、第77回ゴールデン・グローブ賞の主題歌賞にノミネートを果たしたことが発表されており、テイラーはこのニュースを受けて、「私がこれまでにしたなかでも、一番楽しくて充実したクリエイティブな経験がHFPA(※)に認めてもらえるなんて最高」といったコメントとともに、アンドリューとの楽曲制作風景の写真や、ハイタッチをする動画を公開して喜びを表現していた。

※ゴールデン・グローブ賞の各賞を選出するハリウッド外国人映画記者協会。

 テイラーのほかにも、俳優のイアン・マッケラン、イドリス・エルバ、レベル・ウィルソン、ジェームズ・コーデン、シンガーのジェニファー・ハドソン、ジェイソン・デルーロやバレリーナのフランチェスカ・ヘイワードら才能豊かなキャストたちが顔を揃える映画『キャッツ』は、日本では2020年1月24日に公開がスタートする。

(フロントロウ編集部)

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