※この記事にはドラマ『ゴシップガール』のネタバレが含まれます。
注目が集まるオリジナル版キャストの出演
ニューヨークを舞台に、リッチな高校生の波乱万丈な日常を描いたドラマ『ゴシップガール』。放送終了から7年以上が経った今も、世界中で根強い人気を誇る同作は、2019年夏にスピンオフ作品の制作が正式発表され、ファンたちを沸かせている。
オリジナル版の8年後が舞台となる同スピンオフについては、性的指向や人種など、多様性を重視した作品に。さらに、オリジナル版では物語の最注目ポイントとなった謎の存在「ゴシップガール」の正体が最初から判明しているといった予想外の展開となることが制作陣により明かされている。
新たなキャストによる新たな物語の幕開けに期待が高まる一方で、やはり、大きな注目を集めているのがオリジナル版のキャストたちが、何らかの形でスピンオフ作に出演を果たすかどうかということ。
これについて、プロデューサー兼脚本家を続投するジョシュア・サフランは、以前、下記のようにコメントし、オリジナル版で「ゴシップガール」の正体として描かれたダン・ハンフリー役のペン・バッジリーには、是が非でもスピンオフ作品にカムバックしてもらいたいと明かしていた。
「スピンオフの物語では、ダンになにが起きたかを描くよ。だから、きっとペンには連絡して、番組に出られるかどうか聞かないといけないよね。ペンはずっと働きっぱなしだけど、僕たちが彼を誘い込めるかどうかは、そのうちわかることさ。もしそうなったら最高だよね。」—米E!に語って。
自分が演じた役柄は好きではないけど…
製作陣やファンからの熱いラブコールを踏まえ、ペンが『ゴシップガール』のスピンオフ版に出演する可能性について言及。
Netflixで12月26日にシーズン2の配信が開始する主演ドラマ『YOU/君がすべて』のプロモーションのために応じた米Entertainment Tonightのインタビューで、この件について話をふられたペンは、「ダン・ハンフリーがカムバックするかって…? わからないな…。メールの受信ボックスの1番上に置いておいて、考えなくちゃいけないメッセージだ」と、独特の言い回しで、自分が『ゴシップガール』のスピンオフに出演するか否かは、熟考する必要があるとコメントした。
さらに、「僕自身はダン・ハンフリーの支持者ではないっていうのは、周知の事実だよね。僕はダン・ハンフリーの親友だったこともなければ、ファンだったこともない」と、じつは、自分が演じたダンというキャラクターが好きではなかったと明かしたペン。
その傍ら、「でも、何かちゃんと意味のある方法があるなら、また喜んで貢献させてもらうよ。それが、僕なりの、(ダンという役との)仲直りの仕方かな。まあ、いろんな事次第だよね。ダンがどういう存在としてどういう理由でそこにいるのかっていうさ…わからないけど」と、自身のスピンオフ出演への可能性がゼロではないことを示唆する、思わせぶりなコメントも残した。
プロデューサーのジョシュアは、スピンオフには、新たな世代のキャラクターたちが、いまや伝説と化しているオリジナル版のキャラクターたちについて語る場面が登場することを明かしており、ペンのほかにも、メインキャラクターを演じたブレイク・ライブリーやレイトン・ミースター、エド・ウェスト・ウィック、チェイス・クロフォードらメインキャストたちにも、ぜひ戻ってきてほしいと口にしているが、一体どうなる?
もしくは、視聴者の興味を最大限にひくため、彼らの出演が実現するか否かは、実際にスピンオフの放送が開始するまでわからないという、“フタを開けてみてビックリ作戦”が適用される可能性も考えられる。
ちなみに、スピンオフ版には、オリジナル版で “ゴシップガール”の声を担当した俳優のクリスティン・ベルが出演を果たすことが、すでに発表されている。(フロントロウ編集部)