ジョーカー男が元恋人に暴行
イギリスで、自分をDCキャラクターのジョーカーだと考える35歳の男が元恋人への暴行で実刑判決を下された。男は、逮捕写真を撮られる際にもジョーカーのメイクを取らなかった。
He smirked at his victim as he was taken down to the cellshttps://t.co/lqYoUXW184 pic.twitter.com/NHR8b2nqVf
— Derbyshire Live (@derbyshire_live) December 15, 2019
男は2018年に、当時破局したばかりの元恋人の家を訪れ、女性に蹴る、叩く、髪を掴んでテーブルへ投げつけるなどの暴行を加えた末、女性の意識がなくなるまで首を絞めた。
原因は、女性が会社のオープニングパーティーに彼が参加することを拒んだことだという。
女性は、この経験によるトラウマでPTSDを患ったうえ、視覚と聴覚に、完治するか分からない後遺症も抱えている。
法廷で被害者を挑発
2019年12月に開かれた裁判では、勇気を振り絞って法廷に出廷した被害者を前に、男は笑みを浮かべ、両手をこするなどして、被害者女性を挑発。
男は一旦法廷から退出させられ、女性も一時法廷から退席する事態となった。
男の弁護人は、男は当時祖父を亡くしたばかりで、その後は問題を起こしていないと主張。しかし裁判官はこう話し、男に2年の禁固刑を言い渡した。
「あなたは自分をコントロールできる個人であり、女性を自分の所有物のように考えていることが見て取れる」
女性は、「彼は自分をジョーカーだと思っている」と話した。しかし事件が起こったのは2018年であり、ホアキン・フェニックス主演で今年2019年に公開された映画『ジョーカー』の影響はない。(フロントロウ編集部)