MVの撮影で“解放”される
約4年ぶりとなるニューアルバム『レア(Rare)』をリリースしたシンガーのセレーナ・ゴメスが、同アルバムに収録されている大ヒット曲「ルーズ・ユー・トゥ・ラヴ・ミー(Lose You To Love Me)」を作っていた頃、「ボロボロだった」ことを米Billboardのインタビューで明かした。
「自分を見つけるために、あなたから離れなければならなかった/自分を愛するために、あなたを嫌いにならなければならなかった」と歌う、切ない別れのバラードになっている同曲。この曲はセレーナが約10年間にわたってくっついたり離れたりを繰り返していた元恋人のジャスティン・ビーバーについて歌ったもので、セレーナにとってジャスティンと過ごした時間への「終わり」を告げる内容になっている。
「『Lose You To Love Me』を書いていた時の私はボロボロだった。(この曲を作ることは)私にとってすごく難しいことだった」Billboardのインタビューでこう語ったセレーナは、続けて「でも、去年の終わりにミュージックビデオを撮影した際、この曲は私にまったく違う意味をもたらしてくれた。なんだか解放されたような感じがしたの」と、本当の意味で彼女のなかで区切りがついたことを打ち明けた。
新アルバムを制作する過程で考え方に変化
以前は発言すること自体がコワくて、自分のことを守ってもくれなければ、心配もしてくれない人たちのことを、不必要にかばっていたというセレーナ。
今でもつねに良い人間でありたいという思いに変わりはなく、そういう自分のことを誇りに思っているというが、「黙っているのはやめることにした」そうで、これまでの経験や自分の“すべてを投じた”という新アルバムの制作を通じて、もっと自分のために時間を使うことを学んだと同インタビューで語っている。
ちなみに、今がこれまでの人生で最も幸せだというセレーナは、これからの自分に様々な可能性を見いだしているといい、まだニューアルバムが発売されて間もないが、すでに未来に目を向けて新しいゴールをいくつか設定しているそう。(フロントロウ編集部)