大御所ラッパーのエミネムがニューアルバム『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ(Music To Be Murdered By)』をサプライズリリースした。(フロントロウ編集部)

エド・シーランとのコラボ曲含むエミネムの新アルバム

 2018年のアルバム『カミカゼ』以降、単独では正式な新曲をリリースしてこなかった人気ラッパーのエミネムが、ニューアルバム『ミュージック・トゥ・ビー・マーダード・バイ』をサプライズでリリースした。

画像: twitter.com
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 “サスペンスの神様”と称される映画監督アルフレッド・ヒッチコックによる1958年のアルバム『Music To Be Murdered』にインスパイアされたタイトルとカバー写真の同アルバムは、エミネムにとって通算11枚目となるニューアルバム。前作のアルバムで大ヒットした『カミカゼ』のフォローアップとなっているという。

 アルバムのリリースと同時に、同アルバムの収録曲で、全米で深刻な問題となっている銃乱射事件の撲滅を訴えかけた楽曲「ダークネス(Darkness)」のMVも公開された。

 20曲で構成されたアルバムには、トップアーティストのエド・シーランとのコラボ曲「ゾーズ・カインダ・ナイツ(Those Kinda Nights)」が収録されているほか、2019年12月に21歳という若さで急死したラッパーのジュース・ワールドとのコラボ曲「ゴジラ(Godzilla)」も収録されている。

 ほかにも、エミネムの同志であるロイス・ダ・ファイブ・ナインやジョエル・オーティス、コン・アーティスとコラボした楽曲や、ブラック・ソート、Qティップ、ヤングM.A.、ドン・トリヴァー、キング・クルキッド、ホワイトゴールドといった世代や出身地に関係なく、注目されるラッパーたちをフィーチャリング。

 また、アンダーソン・パークやスカイラー・グレイといった実力派シンガーソングライターもアルバムに参加している。

 エミネムといえば、2019年末にファット・ジョーの楽曲「ロード・アバウヴ(Lord Above)」に、メアリー・J.ブライジとともにフィーチャリング参加したことをきっかけに、マライア・キャリーの元夫でタレントのニック・キャノンとのビーフが加熱したことが記憶に新しい。

 エミネムとニックのビーフは、ニックがエミネムへのディスソングを数曲リリースしてエミネムを挑発したが、エミネムは沈黙を貫いており、ニックの“悪あがき”ばかりが目立っていた

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 そんなビーフの話題を消し去るように、エミネムはニューアルバムをサプライズリリース。リリースされてからわずか数時間しか経っていないものの、すでに多くの高評価を得ており、エミネムは絶好調の2020年をスタートさせた。(フロントロウ編集部)

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