『アイ、アイ』:ボン・イヴェール
テキサス州の農地にあるスタジオで制作されたアルバム『アイ、アイ』は、前作から約3年ぶり。フロントマンのジャスティン・ヴァーノンは自分のアルバムを季節に例え、前作『22、ア・ミリオン』が夏のアルバムだったため、『アイ、アイ』は秋の作品と語った。
『ノーマン・ファッキング・ロックウェル』:ラナ・デル・レイ
約2年ぶり6枚目となるラナのアルバム『ノーマン・ファッキング・ロックウェル』は、60年代〜70年代を彷彿とさせるアレンジとラナの哀愁漂わすボーカルが見事にマッチした曲が多数収録されている。
『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』:ビリー・アイリッシュ
ビリーのデビューアルバムである『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』は、彼女をスターダムへとのし上がらせたアルバム。2019年3月にリリースされたにもかかわらず、全米アルバムチャートではまだ9位に位置している。
『サンキュー、ネクスト』:アリアナ・グランデ
前作『スウィートナー』からわずか6カ月という異例のスピードでリリースした5枚目のアルバム『サンキュー、ネクスト』。楽曲はもちろん、アルバムの随所に、2018年秋に薬物の過剰摂取が原因で突然この世を去った、元恋人でラッパーのマック・ミラーにまつわるものと思われるフレーズやヒントが散りばめられていることでも話題になった。
『アイ・ユースト・トゥ・ノウ・ハー』:ハー(H.E.R.)
『アイ・ユースト・トゥ・ノウ・ハー』は、2018年にリリースされたEP『アイ・ユースト・トゥ・ノウ・ハー:ザ・プレリュード』と『アイ・ユースト・トゥ・ノウ・ハー:パート2』の他に5曲の新曲が収録されたハーにとっての2枚目のアルバム。
『7(セブン)』:リル・ナズ・X
アルバム『7』は、どうしても大ヒットした収録曲「オールド・タウン・ロード」が注目されがちだけれど、リル・ナズが同性愛者であることをカミングアウトした際にじっくり聞いて欲しいと話した「C7osure(クロージャー)」なども収録されている。
『コズ・アイ・ラヴ・ユー』:リゾ
もしソウルの女王である故アレサ・フランクリンがラップのアルバムを作ったら?という設定で作られたこのアルバムは、リゾにとってメジャーデビューアルバムという思い入れが強い1枚。R&Bはもちろん、ソウルやロックなど多様なジャンルの音楽が取り入れられたアルバムは多くの人が太鼓判を押した。
『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』:ヴァンパイア・ウィークエンド
メンバーのロスタム・バトマングリの脱退とレーベル移籍を経てリリースされた約6年ぶりのアルバム『ファーザー・オブ・ザ・ブライド』。ドナルド・トランプ政権以降のアメリカに対する怒りなどが込められており、ドナルド・トランプ米大統領の任期が終わる2021年がタイトルの楽曲「2021」では、日本人ミュージシャンである細野晴臣が80年代に無印良品の店内BGMとして作曲した楽曲をサンプリングしている。
(フロントロウ編集部)