テイラーに体形批判した過去を謝罪
人気アーティストのテイラー・スウィフトの真の姿を追ったNetflixのドキュメンタリー番組『ミス・アメリカーナ』の配信がついに始まり、世界中で大絶賛されている。
これまで見たことがなかったテイラーの姿が見えたこの作品では、世間を騒がせた騒動の一部始終や、テイラーがマスコミから集中的にバッシングを受けていた時期の酷評コメントなどを映した過去の映像などが組み込まれており、その一部は予告編でも流れた。
予告編で流れる「テイラーはうざい」「尻軽」「やせすぎ」だと話す声の持ち主のうちのひとりであるコメディアンのニッキ・グレイザーが、自身のインスタグラムを通してテイラーに謝罪した。
ドキュメンタリーでは、ニッキが出演した番組のクリップが流れ、そこでニッキはテイラーが痩せすぎだと体型批判(ボディ・シェイミング)したほか、「モデルの友達もウソくさい」と酷評。
こうした発言をしたことについてニッキは、テイラーのアルバム『レッド』のカバー写真が描かれたTシャツを着用した自身の写真をインスタグラムに載せて、こんなメッセージを残した。
「テイラー・スウィフトが大好きです。でも残念なことに、彼女のドキュメンタリー番組で、彼女が1年間姿を消さなければいけない原因になったことを説明するために、私がした彼女への酷評の映像が加えられてしまいました。私を知っている人なら、どんなに私がテイラーの大ファンなのかわかるはずです。先週、楽しみにしていた予告編が公開され、自分の声を聞いた時、鳥肌が立った。
あれは5年前に受けたインタビューの音源で、本当に憎たらしいトーンで「痩せすぎてうざい…モデルの友達もウソくさい」と言っていた。この発言は『PSYCHY101』(※有名な心理学の書籍)の“投影”というカテゴリーの事例に使うべきね。私を知っている人ならご存知の通り、私は17年間も摂食障害に苦しんでいて、それについてオープンに話しています。きっとこの時の自分は“太っている”と思っていて、嫉妬していたんだと思う。あと、私自身も痩せすぎだとか言われたことがあるし、実際に悩んでいる時にそうやって言われると落ち込むことも知っている。私は、テイラーのモデル友達に対してイライラしていた。私だって彼女と友達になりたいけど、私はモデルじゃないって。
こんなことする必要はまったくないんだけど、私にとって本当に大切な人に謝りたいという気持ちだけで投稿します。テイラーのファンから殺害予告はちょっとしか来てないけど、その気持ちもわかります。だから、“くそまみれの穴のなかで死ね”と言われたようにする代わりに、ツライ思いをさせてしまって申し訳ないと思っていることが彼女に届いてくれれば嬉しい。いつか友達になれたら(モデルの仕事を始めたらだけど)、彼女の音楽が私の人生と私のお笑いにたくさんの影響を与えてくれたことを伝えたい。実際に、テイラーの楽曲『ザ・マン』は今やっている私のツアーのインスピレーションになっているし、何回か使わせてもらっている。テイラー、愛しています。あなたのドキュメンタリーを(自分の映像を除いた)99.97%見るのを楽しみにしている」
テイラーが愛の返信
テイラーへの謝罪を述べたニッキの長文メッセージに、テイラー本人がコメント。
「ワオ、投稿してくれて本当にありがとう。ドキュメンタリーのメインテーマは、自分自身の成長と学びのために意見を変えてもいいってことなの。私も経験したことがある苦労をあなたもしていたのね。おっきなハグを送ります」
テイラーは、ニッキの謝罪を受け入れ、自身も経験していた摂食障害へのサポートを送った。(フロントロウ編集部)