ロケ地変更を検討
映画『ワイルド・スピード』シリーズや『ジュマンジ』などで知られるドウェイン・ジョンソンが、マーベル映画『デッドプール』のライアン・レイノルズ、DCコミックス発の映画『ワンダーウーマン』のガル・ガドットという主役級のスターたちと共演することで話題のNetflixのオリジナル映画『Red Notice(原題)』。
予算約200億円を投じて制作が進められている同作が、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、ロケ地の1つとして予定していたイタリアでの撮影を見送る可能性が浮上していると米Deadlineが伝えている。
『Red Notice』は、最重要指名手配者の美術品泥棒とその存在を追う捜査官の攻防を描くスリラー映画で、ドウェインはインターポール(国際刑事警察機構)の捜査官を演じる。
世界を舞台に繰り広げられるストーリーの大部分は、米アトランタ州で行なわれることが明らかにされているが、Deadlineによると、制作元のNetflixは、猛威をふるう新型コロナウイルスの影響を受け、数週間後に予定されていたイタリアでの撮影シーンを別の場所で行なう可能性を模索しているという。
ヨーロッパでは最も感染者数が多いイタリアでは、29日には感染者が1000人を超えたと政府が発表。欧州疾病予防管理センター(ECDC)によると、公共の行事などが中止されているほか、北部一帯で複数の市や町が封鎖され、3つの州においては休校措置が続いている。
イタリアでは、2月下旬には、水の都ベネチアで行なわれていた世界三大カーニバルの1つ、ベネチア・カーニバルが途中で中止。これを受けて、すでに開始していたトム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル』の第7作目となる最新作の撮影が中断されたことが伝えられた。(フロントロウ編集部)