ウェンディーズ、朝メニュー戦争をマックに仕掛ける
長年マクドナルドを敵対視している態度がネタになっている、米大手ハンバーガーチェーンのウェンディーズが、ついに朝メニューの提供を開始した。ベーコンやハニー・バター・チキンなどを使用したブレックファーストメニューは、アメリカで3月2日より販売開始となったけれど、それに先がけて、ウェンディーズの朝メニューを試食したのは…?
なんと、元マクドナルドのシェフ!ウェンディーズが2月に公開した動画では、元マクドナルドのシェフだというマイクが、彼らのハンバーガーを試食。大きく一口食べたマイクは、長めに味わった後に、驚きの表情でウェンディーズを大絶賛した。
さらに、3月2日が目前にせまる2月28日には、ウェンディーズが1枚の画像をツイッターに投稿。そこには、丘の上に1つの墓石が建てられ、「安らかに眠れ。エッグマックマフィン 1972-2020」という文字が!1972年に販売がスタートした定番朝メニューの名前を出してマクドナルドをあおったウェンディーズは、さらに重ねて、「ここには凡人が眠る」というキャプションまでつける始末。
Here lies mediocrity. #EggRIPMuffin pic.twitter.com/fYxcn8LObe
— Wendy's (@Wendys) February 28, 2020
しかし、マクドナルドもウェンディーズの良いようにはさせていない。
マクドナルド、無料で朝マック提供
ウェンディーズを意識してかどうかは分からないけれど、マクドナルドは、ウェンディーズが朝メニューの販売を開始したのと同日の3月2日をエッグマックマフィンデーにすると発表し、アメリカの一部店舗で朝6時から10時半の間に、エッグマックマフィンを無料で配布することを決定。マクドナルドのアプリを通してゲットできるそう。
もちろんこのニュースを知るファンは黙っていられない。ウェンディーズの公式アカウントに1人のユーザーが、「これについてどう思う?」とツイート。すると、ウェンディーズは意外にも余裕な雰囲気で、こうコメントした。
「いいじゃないですか。これで、無料でガッカリできますね」
ライバルが無料で商品を提供という劣勢に立たされたウェンディーズだけれど、その高いブラックユーモアのセンスで切り返し、堂々とした態度を見せつけた。
ちなみに、ウェンディーズはたまに、別のライバル企業であるバーガーキングをイジり倒すこともあるのだけれど、2月にはファンから、「バーガーキングをディスるのは止めてよ。マクドナルドだけにして」と言われてしまい、「ごめん。たまに混同しちゃうんだ」と素直に謝るレアな態度が目撃された。(フロントロウ編集部)