イギリス王室のウィリアム王子が、公務の最中に世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルスにまつわるジョークを飛ばす場面があった。(フロントロウ編集部)

新型コロナウイルス感染拡大にまつわる冗談を飛ばす

 肺炎を含む呼吸器系疾患の原因となる新型コロナウイルス(COVID-19)は、2019年末の発生以来、現在、世界で罹患者約9万人、死者約3千人を出す脅威に発展している。

 この世界規模のパニックについて心配を募らせているのは、イギリス王室のウィリアム王子キャサリン妃も同じようで、公務として訪れたアイルランドで、ウィリアム王子が新型コロナウイルスの感染拡大について言及する場面があった。

 キャサリン妃とともに、首都ダブリンにあるギネスビールの醸造所で行なわれたレセプションに参加したウィリアム王子は、現地救急車サービスで働く救急医療隊員たちと対面。

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 ウィリアム王子は、ある男性隊員に「今は、きっと、『新型コロナウイルスに感染したかもしれない。死ぬかもしれない』と心配される方が多いでしょうね。でも、あなたは、『いいえ、ただの咳です』と答えているのではないですか?」と問いかけ、新型コロナウイルスの感染拡大による人々の混乱について自ら話題にした。

 何度も深く頷く隊員に、続けて「新型コロナウイルスに関しては、少し大袈裟に騒がれすぎていると感じますか?メディアの報道が不安を煽っているということはありませんか?」と過熱する報道が人々を必要以上に怖がらせてしまっているのではないかと懸念したウィリアム王子。

 続けて、自分とキャサリン妃を“ケンブリッジ公爵”と公爵夫人”と称号で呼びながら、こんなジョークを口にした。

「ところで、ケンリッジ公爵と公爵夫人は新型コロナウイルスをまき散らしてしまっています。申し訳ありません」

 説明するまでもないかもしれないが、これは、症状が無いまま他人に感染させてしまう恐れがある新型コロナウイルスの特性を踏まえたうえで、夫妻が立場上、連日たくさんの人々と握手を交わしていることから、もしかしたら知らないうちにウイルスに感染し、それをまき散らしてしまっている可能性もあるという不安から生まれた冗談。

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 ウィリアム王子は、「注意していますが、(握手などを)やめたほうが良ければ、知らせてください」と医療従事者である救急隊員たちにアドバイスを求めていた。


新型コロナウイルスの影響は英王室にも

 ウィリアム王子とキャサリン妃の長男ジョージ王子(6)と長女シャーロット王女(4)が通う私立学校トーマス・バタシー校では、複数の児童が新型コロナウイルスの感染の疑いがあるとして検査を受け、自宅待機をしているとスペインの『Vanitatis』誌が同校が発表した声明をもとに報じたばかり。

画像: 新型コロナウイルスの影響は英王室にも

 さらに、バッキンガム宮殿で行われた退役軍人への叙勲式に出席したエリザベス女王が、白い手袋を着用。過去に行なわれた叙勲式では着用が見られなかったため、これは、新型コロナウイルスへの感染防止を意図したものだったのではないかとウワサされている。(フロントロウ編集部)

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