『ゲーム・オブ・スローンズ』でメインキャラクターを演じたエミリア・クラークは、キット・ハリントンが演じたジョン・スノウの「最終回の行動」に思うところあるよう。(フロントロウ編集部)
※この記事には、ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』最終話のネタバレが含まれます。

波乱の展開がてんこ盛りだった最終話

 2019年に放送されたシーズン8をもって幕を閉じたドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』は、その最終話が驚きの展開を見せたことによって、ドラマ史に残る賛否両論を巻き起こした。全シーズンを通してメインキャラクターだったデナーリス・ターガリエンを演じたエミリア・クラークや、ジョン・スノウを演じたキット・ハリントン、他にも多くのキャストがコメントを出すほどだった最終話で、ファンに最も衝撃を与えたシーンといえば…。

 デナーリスを、甥であり恋人のジョンが殺した場面。

画像: ⓒHBO / Album/Newscom

ⓒHBO / Album/Newscom

 ドラゴンの母として軍を率いてきたデナーリスだったけれど、ファイナルシーズンでは、どんどん狂気に落ちていった。そんなデナーリスを止めるためにジョンが取った行動は、彼女の胸を剣で突き刺すこと。デナーリスが“闇落ち”したことや、ジョンのこれまでの人生に対する最終回の展開などに対し、多くのファンが納得できなかったよう。オンラインの署名サイトには、シーズン8の制作し直しを求めるキャンペーンが立ち上がり、これまでに180万人以上が賛同している。

エミリアがデナーリスに同情

 そんな最終話の衝撃シーンについて、デナーリスを演じたエミリアが、“ある視点”からコメントした。英The Sunday Timesのインタビューに応じたエミリアは、約10年にわたり演じたデナーリスが狂気の女王になってしまったことで、「彼女には同情した」という。

 しかも最終話では、赤の王城レッド・キープの上から大軍を前に、この世に存在しない架空の言語で長文スピーチをするなど、クライマックスに向けて大変なシーンが多かった。そして最後にはジョンに殺されたことについて、エミリアにはこんな思いがあるよう。

「ジョン・スノウは何にも責任を持たなくて良いことにイラついたかって?彼は人を殺めておいて罪に問われなかったんだからね(笑)」

画像: 2018年ゴールデングローブ賞に出席した際のエミリアとキット。

2018年ゴールデングローブ賞に出席した際のエミリアとキット。

 ジョンも家族や市民のために思い悩み、愛するデナーリスを止めるという結論に至ったのだけれど、ファイナルシーズンを通して変化の大きかったデナーリスからしてみると、ジョンの役回りは少し皮肉を言いたくなるものだったよう。

 ちなみに、これまで最終話や制作陣を擁護してきたエミリアだけれど、このインタビューでは「もう少し放送時間を長くできたはず」と、改善の余地があったことを認めた。(フロントロウ編集部)

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