セレーナ・ゴメスが「いわくつきの新曲」をついに発表へ
1月に約4年ぶりのアルバム『レア(Rare)』をリリースしたシンガーのセレーナ・ゴメスが米現地時間の4月9日に同アルバムのデラックス盤をリリースすることを発表した。
同作には、「ボーイフレンド(Boyfriend)」、「シー(She)」 、「スーベニア(Souvenir)」というタイトルの3つの新曲が追加されるが、なかでも「ボーイフレンド」はセレーナ自身が以前から、アルバム『レア』のオリジナル盤のトラックリストには含まれなかったものの、「お気に入りの曲」と語っていた楽曲。
『レア』のオリジナル盤のリリース日に、インスタグラムライブを通じて自宅で友人たちと行なったリリースパーティーの模様を生配信した際には、「『ボーイフレンド』が聴きたい!」とねだる友人に向かって、セレーナが「あれは流せないよ、だってこのアルバムには入ってないんだもん!」と答える場面もあり、ファンたちは「ボーイフレンド」という楽曲が一体どんな内容なのかと、首を長くしてリリースを待っていた。
Friend: “I want to hear Boyfriend!!”
— (@SelOnTheBrain) January 10, 2020
Selena: “I can’t play that one it’s not out yet, not on the album”pic.twitter.com/Ji2E73lpAy
さらに、セレーナが10年近くにわたってアップダウンの激しい恋愛を繰り広げたことで知られる元恋人でシンガーのジャスティン・ビーバーのヒット曲の中にも同名の楽曲が存在することから、ファンたちの間では、セレーナの「ボーイフレンド」という楽曲が、元カレでのジャスティンへの“アンサーソング”なのではないかというウワサもまことしやかに囁かれてきた。
ジャスティンが2012年にリリースした「ボーイフレンド」
「注意書き」を添える
そんな、“いわくつきの楽曲”である「ボーイフレンド」を『レア』のデラックス・エディションに含めることに関して、セレーナはリリース告知の投稿に“注意書き”ともとれるこんなメッセージを添えた。
「みなさんの多くは、私が『ボーイフレンド』と題された楽曲をリリースすることをどれだけ心待ちにしてきたかご存知だと思います。この曲は軽いノリで、恋愛において、何度失敗したとしても、何度でも立ち直ることについて、そして、幸せでいるためには、自分以外のほかの人なんて必要ないということについて歌った曲です。
私たちはこの曲を現在の危機が起こるずっと以前に書きました。でも、今日起こっていることを受けて、私にとって“ボーイフレンド”は優先順位のトップには決して位置していないことをハッキリさせておきたいと思いました。このパンデミックの最中、私が祈っているのは、世界中のほかの人々と同じで、健康と団結、回復です」
このメッセージは、今よりもずっと昔に書いた曲である「ボーイフレンド」には、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう現在の状況のなか、もしかしたら聞く人が疑問や違和感を感じてしまうような歌詞が登場するということを懸念したセレーナが、事前に“断り”を入れたものだと推測できる。
さらにセレーナは、すでにAppleミュージックやSpotify(スポティファイ)で予約が開始している同デラックス盤の収益の一部が、新型コロナウイルスの感染拡大により経済的な危機に追い込まれた音楽業界で働く人々をサポートする「PLUS1 Covid-19救済基金」に寄付されることも報告。
個人としても同団体に寄付を行なったというセレーナは、自身の公式オンラインストアでの1オーダーにつき1ドルがPLUS ONE Covid-19救済基金に寄付されると説明している。
セレーナが、事前に“注意書き”を公開するほど、ファンにショックを与えかねない内容となっているらしい「ボーイフレンド」。一体どんな楽曲なのか、気になるところ。(フロントロウ編集部)