パンデミック後に撮影が再開される予定のスパナチュ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて多くのドラマや映画の撮影が延期になり、エンターテインメント業界に大きな影響を与えている。2005年に放送が開始され、今年ついに、その15年の歴史に幕を閉じることとなったドラマ『スーパーナチュラル』も、エピソード18までで撮影が中止。さらに一部で編集が終わっていないため、エピソード13で一旦放送がストップしている。しかし、さすがに15年目の最終シーズンを中途半端な終わり方にさせる気は制作陣にはないようで、製作総指揮を務めるアンドリュー・ダブは、ツイッターでファンにこう報告している。
「18話までは撮影してあるんだけど、ビジュアル・エフェクト班と音響班も、(コロナの)大流行のせいで休止中なんだ。だから今のところ、それらのエピソードは完成できない。でも、みんなでこれを乗り越えられるように、スペシャルなことが待っているからさ。あと、もちろんなんだけど、(テレビ局の)CWとワーナー・ブラザースは、この後にシリーズをしっかり完結させるつもりさ。それは“もし”の話ではなく、問題は“いつ”って話なんだ」
スパナチュ最終シーズンのNGシーン集
ファンにとっては、『スーパーナチュラル』とのお別れが少し先に延びて嬉しいような気持ちにもなってしまうけれど、放送休止中はいずれにせよスパナチュのキャラクターたちを見ることができない。そこで、作中でサム・ウィンチェスターを演じるジャレッド・パダレッキがファンのために、撮影現場で起こった“NGシーン”を集めた動画を公開!
Please watch immediately. Thank you and you’re welcome. https://t.co/XwBIzlvGx8
— Jared Padalecki (@jarpad) April 7, 2020
『スーパーナチュラル』が2020年に終了すると発表してから、ジャレッドや、ジャレッド演じるサムの兄ディーン・ウィンチェスター役のジェンセン・アクレスは、インタビューやコミコンで隠すことなく涙を見せてきた。それほどまでに深いスパナチュファミリーの絆が垣間見えるNGシーン動画では、階段を降りてきたジェンセンがつまずいてしまい、撮影ストップ。それをジャレッドがちゃかすなど、“兄弟”の絆が見える。また最後の動画では、セリフがうまく言えなかったガース役のDJクオールズの物まねをしてイジり倒すジャレッドとジェンセンが映し出されるなど、キャストたちの“素”が見られる動画となっている。
そして、一連のNG動画のあとには、こんな文字が…。「『スーパーナチュラル』は煉獄を抜け出す…、もうすぐ」。超常現象が題材の『スーパーナチュラル』らしい言葉で、この新型コロナウイルスのパンデミックという困難はもうじき終わると、ファンを元気づけた。(フロントロウ編集部)