大人気ドラマ『The O.C.』
『The O.C.』は、2003年に放送が始まったドラマ。作品名の「OC」とはオレンジ・カウンティ(カリフォルニア州オレンジ郡)の略で、本作はそんなOCのニューポートビーチという、セレブも多く住んでいる高級住宅街が舞台となっている。
当時西海岸で最先端のファッションや音楽が取り入れられていた本作は、世界中で大ブレイク。主演のミーシャ・バートン、レイチェル・ビルソンは俳優としてのみならず、ファッションアイコンとしてスターダムに駆け上った。
そんな『The O.C.』で活躍した主要キャストの現在の様子をご紹介。
マリッサ・クーパー役:ミーシャ・バートン
ヒロインのマリッサ役を務めたミーシャ。全米でのドラマの放送が終わった2007年から、飲酒運転で逮捕され、精神病院に自主的に入院し、さらに住宅ローンの5ヶ月間の未払いが発覚して自宅が抵当に入るなど、トラブルが続いた。
しかし2015年にマネージャーを務めていた母親を詐称や悪意不実表示で訴えて縁を切ってからは、ダンスコンペ番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』やリアリティ番組『The Hills: New Beginnings』などに精力的に出演し、元気な顔を見せてくれている。
ライアン・アトウッド役:ベンジャミン・マッケンジー
主人公のライアンを演じたベンジャミンは、2014年に全米で放送スタートしたDCコミックスのドラマ『GOTHAM/ゴッサム』の主人公ゴードン役が新たなハマり役に!ベンジャミンが監督や脚本も務めて手腕を発揮した同作は、多くのアワードにノミネート。
さらにベンジャミンは、同作でレスリー役を演じたモリーナ・バッカリンと2017年にゴールインして娘が誕生。公私共に幸せをもたらした『GOTHAM/ゴッサム』は、2019年のフィフス・シーズンでシリーズに幕を下ろした。
サマー・ロバーツ役:レイチェル・ビルソン
マリッサの親友でパーティーガールのサマー役を務めたレイチェルは現在も数々のドラマに出演中。2019年は自身が主演した『ラブストラック』というテレビ映画が放送された。現在はシングルマザーとして、元パートナーで映画『スター・ウォーズ』シリーズの俳優、ヘイデン・クリステンセンとの間に生まれた長女ブライアー・ローズちゃんの育児と仕事の両立に奮闘中。
ちなみにレイチェルは『The O.C.』の放送当時はセス役のアダム・ブロディと実生活でも交際していたけれど、2019年には、空港でばったり会ったという2人のツーショットがレイチェルのSNSに公開されファンを喜ばせた。
セス・コーエン役:アダム・ブロディ
オタクボーイのセス役を演じたアダムは、現在映画を中心に活躍している。映画『コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団』や『シャザム!』などに出演し、私生活ではドラマ『ゴシップガール』のブレア・ウォルドーフ役のレイトン・ミースターと結婚。アーロちゃんという娘にも恵まれ、順風満帆といった様子。
サンディ・コーエン役:ピーター・ギャラガー
セスの父親を演じたピーターは、ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した映画『ショート・カッツ』などに出演しているベテラン俳優。映画『アメリカン・ビューティー』や『バーレスク』などにも出演し、個性派俳優として愛されている。
現在は、Netflixのコメディドラマ『グレイス&フランキー』で、ジェーン・フォンダ演じるグレイスの年下の恋人ニック役を務めている。
キルスティン・コーエン役:ケリー・ローワン
セスの母親キルスティン役を務めたケリーは、ドラマが終わった翌年の2008年に娘が誕生。俳優としては2012年から3シーズンにわたってドラマ『パーセプション 天才教授の推理ノート』でメインキャストを務めていたけれど、2016年に放送されたテレビ映画『Tulips in Spring』を最後に俳優業はストップ。SNSも2017年のリツイートを最後に更新されていない。
ジミー・クーパー役:テイト・ドノバン
マリッサの父親役、ジミーを演じたテイトはドラマ『ロー&オーダー』、『24: リブ・アナザー・デイ』などに出演し、近年ではAmazonオリジナルドラマの『高い城の男』に出演。映画は『ロケットマン』、『さよなら、僕のマンハッタン』、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』など、様々な作品で活躍している。2020年も映画『Respect』や『Worth』など、出演作には事欠かくことなく精力的に俳優業を続けている。
ジュリー・クーパー役:メリンダ・クラーク
マリッサの母親であるジュリーを演じたメリンダは、ドラマ『CSI:科学捜査班』のレディ・ヘザー役、映画『NIKITA / ニキータ』のアマンダ役などでブレイク。2016年に『The O.C.』の共演者ベンジャミン・マッケンジー主演のドラマ『GOTHAM/ゴッサム』にゲスト出演。同年、キアヌ・リーブス出演のコメディドラマ『Swedish Dicks』にも出演した。
ケイレブ・ニコール役:アラン・デイル
キルスティンの父親で、大金持ちのケイレブ役を務めたアランは現在72歳。今でも精力的に俳優活動を続けており、ドラマ『ダイナスティ』に出演中。また、映画『ドラゴン・タトゥーの女』や『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』などにも出演し、元気な姿を見せてくれている。
ヘイリー・ニコール役:アマンダ・リゲッティ
キルスティンの妹を演じたアマンダは、ドラマ『メンタリスト』のヴァンペルト役や『シカゴ』シリーズのホーリー役などヒット作に出演。2019年にはコメディ映画『Pastalight』に出演した。2006年に映画監督のジョーダン・アランと結婚し、現在は2013年に生まれた息子の子育てをしながら俳優としても活躍している。
名作ドラマ『The O.C.』は、2020年4月15日から動画配信サービスHuluでも一挙公開中。自宅待機のお供に一気に見返すのも良さそう。(フロントロウ編集部)