アメリカ国内のセブンイレブンでサービスを拒否された男性客が激高し、店員にコーヒーを浴びせ、さらにその後、暴行を加えるという事件が起きた。(フロントロウ編集部)

セブンイレブンで「サービス拒否」に激高

 米インディアナ州、ミシャワカにあるコンビニエンスストアのセブンイレブンで、マスクを着用していなかったことを理由に店員にサービスの提供を断られた男性客が、激高し、店員にカップに入っていたコーヒーを浴びせるという事件が起きた。

 事件が起きたのは、現地時間5月13日の朝9時頃。20~25歳とみられるこの男性は、店の入口に「入店の際はマスク着用を厳守」という貼り紙がされているのにも関わらず、ルールを守らず、そのまま入店。

 レジカウンターでカップ入りのコーヒーを購入しようとしたが、女性店員がこれを頑なに拒否したことに腹を立て、どういう流れでカップ入りコーヒーを手にしたかは不明だが、女性店員に向かってコーヒーを浴びせるという卑劣な行為に出た。

画像: ※イメージ写真

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 男性客はそのまま一度立ち去ったものの、その後、戻って来て再び入店。店員は退店するよう求めたが、男性客は店員に近づいたかと思うと、今度は殴る蹴るの暴行をくわえた。

 男性は逃走し、現地警察はこの人物の身体的特徴を公開するとともに、現在も行方を追っている。

 米国疾病予防管理センターは、アメリカ全域において、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)が確保しにくい場所ではマスクなどの布で口元を覆うことを国民に要請している。事件が起きたインディアナ州のセブンイレブンでも、現地保健局のガイドラインに従い、マスクを着用しない客の入店・サービスの提供を断るという方針を取っていた。

 アメリカでは4段階に分けて、徐々に経済活動を再開していくという方策をとっているが、現在はステージ2。マスクの着用が任意となるのはステージ4に達した場合となる。

 米セブンイレブンは、顧客のマスク着用に関する全店舗統一のルールはもうけておらず、各店舗に対策を委ねている。

 アメリカ国内のセブンイレブンで、マスクを着用していないことを理由にサービスを拒否された客が怒りにまかせて事件を起こしたことが報じられたのは今回が2度目。

 この事件の前日には、カリフォルニア州オークランド・ヒルズの店舗では、マスクをせずに入店しようとした男性が、店員からマスク着用を促されたことに腹を立て、10分ほどレジで店員と言い争いをした後、店の出入り口のガラスを破壊するという事件も起きた。

(フロントロウ編集部)

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