新型コロナウイルス感染拡大の影響で学校で昼食が食べられない子供たちのために、ドリュー・バリモアが約1億1,000万円を寄付することを表明した。(フロントロウ編集部)

多大な金額の寄付を発表したドリュー

 新型コロナウイルスの感染拡大が依然として収束せず、アメリカを初め世界各国で外出制限が続いているなか、子供たちの通う学校も休校のままとなっている。子供たちは自宅での学習を余儀なくされているばかりか、これまで学校で食べられた給食を食べることができないために、家できちんとした栄養をとれていない子供たちもいるという。

 そんななか、俳優のドリュー・バリモアは今回、学校で食事をとることのできない子供たちのために立ち上がることを表明。映画『50回目のファースト・キス』や『チャーリーズ・エンジェル』への出演で知られる彼女は、子供たちに食事を提供している慈善団体「No Kid Hungry(ノー・キッド・ハングリー)」に寄付することを発表した。

画像: 多大な金額の寄付を発表したドリュー

 1982年公開の映画『E.T.』への出演など、幼少期から子役として活躍してきた経歴を持ち、現在は前夫との間に誕生した7歳と6歳の子供たちを育てているドリューは、食品会社のマコーミックと協力して、現地時間5月19日に「タコスの日(アメリカでは毎週火曜日が『タコスの日』に制定されている)」を祝福するイベントをインスタグラムでライブ配信することを発表。

 ドリューはタコスを作るイベントと合わせて、慈善活動として、「寄付するにふさわしい場所」だと彼女が語るノー・キッド・ハングリーに対し、マコーミックと共に約1億1,000万円(100万ドル)を寄付することも発表した。

 「私にとってとても意義のあることで、その一部になれることを幸運に思います。とてつもない慈善活動に私を参加させてくれたマコーミックには感謝しています」とドリュー。「ありがとう、ノー・キッド・ハングリー。このお金はあなたたちのもとへ送ります」と、学校へ行けない子供たちに食事を提供しているノー・キッド・ハングリーへの感謝を述べた。

学校のありがたみを語っていたドリュー

 コスメブランドFlower Beautyを運営する実業家でもあるドリューは先日、アメリカの朝のニュース番組『TODAY』に出演して、外出が制限されているなか、仕事をしながら家にいる子どもの世話をすることの苦労についても言及。

画像: 学校のありがたみを語っていたドリュー

 母親業と仕事の両方を家でこなさなければいけない日々について、「毎日泣いてましたね。一日中」と、涙が出るほど大変な思いをしていると明かしたドリューは、普段、子どもたちの面倒を見てくれる先生たちの存在のありがたみも感じたそうで、「これ以上ないくらい、先生たちを尊敬して、感謝しました」とも話した。

 ちなみに、新型コロナウイルス禍で食べ物を支援したセレブはドリューだけでなく、ラッパーのエミネムは先日、地元デトロイトの病院で治療にあたる医療従事者たちに宛て、自身の楽曲の歌詞にちなんだ「母親のスパゲッティ(Mom’s Spaghetti)」と名づけられたカップ入りのスパゲッティを提供したほか、リゾはアメリカ国内の複数の病院に昼食を提供した。(フロントロウ編集部)

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