日々たくさんのセレブのメイクやヘアを手掛けるプロにとっても大舞台となるのが、映画祭やアワードでのヘアメイク。世界トップクラスのプロが渾身で挑み、納得するヘアメイクとはどんなものなのか? 有名ヘアメイクアーティストたちが選んだ、カンヌ国際映画祭での華やかなルックをプレイバック。(フロントロウ編集部)

カンヌ国際映画祭の歴代「ベストヘアメイク」

 世界三大映画祭のひとつであるカンヌ国際映画祭は、来場セレブたちの豪華なファッションやヘアメイクも見どころの1つ。そんなセレブたちの美しいヘアメイクは、それを手掛けるプロのメイクアップアーティストやヘアスタイリストたちにとってひとつの作品といっても過言ではない。

画像: カンヌ国際映画祭の歴代「ベストヘアメイク」

 そんな中、カンヌ国際映画祭が新型コロナウイルスの影響で延期になり、さらに単独イベントとしての開催を断念する方針であると米Varietyが報道。本来は2020年5月12日~23日に行なわれる予定だったこともあり、最近になってセレブのヘアメイクを担当するプロたちが、過去に手掛けたカンヌ国際映画祭でのお気に入りヘアメイクを「Throw back(振り返り)」する写真をインスタグラムに投稿している。

 有名ヘアメイクアップアーティストたちが選ぶ、カンヌ国際映画祭のベストヘアメイクを一挙紹介。

2019年のアレッサンドラ・アンブロジオ

 トップセレブらに指名される人気メイクアップアーティストであるパトリック・タは、2019年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのアレッサンドラ・アンブロジオのメイクがお気に入り。

 アレッサンドラのこのメイクは、真っ赤なドレスとマッチした鮮やかな赤リップが主役。あえて毛流れを整えずに立体感を出した眉と、くっきりと太めに引いたアイラインで印象的な目元に。

2019年のテイラー・ヒル

 同じくパトリックは、2019年カンヌ国際映画祭中に開催された米Vanity Fairが主催するパーティーでのテイラー・ヒルのメイクもピックアップ。

 このテイラー・ヒルのメイクは、おでこ、頬、目頭の側に入れたハイライトで、まるで光を操ったかのようなツヤ感が印象的。テイラーの大きな瞳に太い眉、そして真っ赤なリップでグラマラスに仕上がっている。

2019年のセレーナ・ゴメス

 多くのセレブを手掛ける有名ヘアスタイリストのマリッサ・マリノは、2019年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのセレーナ・ゴメスのヘアを振り返った。

 顎から耳を結ぶ線の延長線上の“ゴールデンポイント”から後頭部にかけて、縦にツイストした変形シニヨンヘア。頭のトップ部分に少しボリュームを出して、シンプルながらも華やかなアップヘアに。

画像: 2019年のセレーナ・ゴメス

2019年のマーサ・ハント

 今をときめく人気セレブたちをクライアントに持つメイクアップアーティストのハン・ヴァンゴのお気に入りは、2019年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのマーサ・ハントのメイク。

 コッパー系のアイシャドウにネクタリンオレンジのリップをオンして、ゴールドのドレスとのバランスが抜群。ちなみに、ネクタリンオレンジは、この夏のトレンドリップカラーにも入っている注目カラー。

2019年のベラ・ハディッド

 またハンは、2019年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのベラ・ハディッドのメイクもベストルックとして振り返っている。

 このベラのメイクでは、深みのあるブラウン系カラーのアイシャドウに同じくブロンズ系のチークで顔のメリハリを強調。赤リップでさらにゴージャスに。

2018年のケンダル・ジェンナー

 カーダシアン家姉妹をはじめ、数多くのセレブのヘアを担当しているスタイリストのジェン・アトキンは、2018年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのケンダル・ジェンナーのヘアがお気に入り。

画像1: 2018年のケンダル・ジェンナー

 ケンダルのこのヘアは、センターパートのアップヘアに顔周りの毛は下ろしたスタイル。最高級のドレスにあえての決めすぎないヘアスタイルがオシャレ。後頭部につくったシニヨンも毛先を遊ばせて。

画像2: 2018年のケンダル・ジェンナー

2018年のサルマ・ハエック

 コスメブランド「Charlotte Tilbury(シャーロット・ティルブリー)」のグローバルメイクアップアーティストを務めるクリスティン・アンダーソンは、2018年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのサルマ・ハエックのメイクについて、「私のお気に入りの1つなの!」とコメント。

 アイメイクとチーク、リップをすべてテラコッタ系カラーでまとめたワントーンメイク。まるで健康的な日焼け肌に夕日が映り込んだようなコントラストが美しい。

2017年のアドリアナ・リマ

 多くのセレブを手掛ける有名メイクアップアーティストのロバート・セスネックは、2017年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのアドリアナ・リマのメイクをベストルックとして振り返っている。

 キリッとした眉にスモーキーな目元を合わせ、そこに差し込んだオレンジレッドのリップが、アドリアナの真っ白なドレスに映えて華やか。

2017年のエルザ・ホスク

 多くのセレブからラブコールが耐えないヘアスタイリストのジェニファー・イエペスがお気に入りのルックにあげたのは、2017年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのエルザ・ホスクのヘア。

 このエルザのヘアは、深い分け目でセパレートしながら、大きめにウェーブをつくったレトロなカールヘア。毛先までしっかりカールさせたところもキュート。

2017年のエミリー・ラタコウスキー

 同じくジェニファーは、2017年カンヌ国際映画祭レッドカーペットでのエミリー・ラタコウスキーのヘアもお気に入りだそう。

 後頭部で高さを出したまとめ髪と眉上バングが、まるで往年の女優オードリー・ヘプバーンを思わせるアップヘア。顔周りには後れ毛を残して抜け感を出して。

 有名ヘアメイクアーティストたちが選ぶカンヌ国際映画祭のベストヘアメイク。今年は例年通りの実施が難しいとされているカンヌだけれど、この華やかな世界が戻ってくる日を楽しみに待ちたい。(フロントロウ編集部)

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