ディズニー・チャンネルでブレイクしたデミ
15歳だった2008年に放送されたディズニー・チャンネルの映画『キャンプ・ロック』に出演したことがきっかけでブレイクした、現在はシンガーとして活動しているデミ・ロヴァート。その後、デミは同作の続編でも成功を収めたほか、2009年から放送がスタートしたドラマ『サニー with チャンス』で主演を務め、10代の大部分をディズニー・チャンネルのスターとして過ごした。
ディズニー・チャンネルでは当時も数多くの人気番組が放送されており、デミの他にも、『キャンプ・ロック』シリーズで共演したジョナス・ブラザーズや、2006年から放送されたドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』で主演を務めたマイリー・サイラス、2007年から放送されたドラマ『ウェイバリー通りのウィザードたち』で主演を務めたセレーナ・ゴメスら、当時のディズニー・チャンネルからは多くのスターが輩出された。
キャスト同士の高校生活さながらの交流
今回、デミはポッドキャスト『In Bed with Nick and Megan on Sunday』に出演し、ディズニー・チャンネルのスターの1人として多忙を極めていた当時を回想。
同じ時期に他の出演者たちと一緒に青春時代を過ごしたのはどのようなものだったかと訊かれると、「私たちは同じくらいの年齢の時にディズニー・チャンネルで育った」とした上で、「マイリー・サイラスも、セレーナも、ジョナス・ブラザーズもみんなそう。ハイスクール・ミュージカルのキャストのみんなもね。全員で一緒に大きくなったという感じだった」と、デミは2006年から放送されたミュージカル映画『ハイスクール・ミュージカル』シリーズの名前も挙げながら、同時期に放送されていた番組に出演していたキャストたちと一緒に成長したようなものだったと語った。
デミによれば、各々が撮影に追われていた当時、キャストたちは限られた交友関係のなかでキャスト同士の友情を深めていったのだそう。「すごく小さなグループだったし、あまり多くの人たちとかかわれる機会がなかったこともあって、私たちは結束していたの」とデミ。
デミたちは当時、同年代のキャストたちからなるグループを「『ディズニー高校』って呼んでた」のだという。「お互いに親しくなれる人たちが限られていたし、その中で交際に発展したり、友達になったり、恋に落ちたり、喧嘩をして絶交したりをしていたから」と語り、一般的な高校生活さながらの青春をキャスト同士で一通り経験したと明かした。
ちなみにデミは2008年から2010年にかけてジョー・ジョナスと付き合ったり別れたりを繰り返していたほか、キャスト同士で交際に発展した他のメンバーとしては、『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで共演したザック・エフロンとヴァネッサ・ハジェンズが2010年までの約5年間交際していた。
「ややこしくて、ドラマチックだった」とデミ。「それが『ディズニー高校』なんだよ」と、当時のキャスト同士の交流を振り返った。
当時のキャストたちがいかに結束していたかを明かしたデミだけれど、現在まで交流を続けているキャストは限られているそう。デミは今年4月、米Harper's Bazaarとのインタビューでジョナス・ブラザーズと今も親しくしているのかと質問された際、彼らとは交流していないとした上で、「マイリーとは話すよ。彼女は最高だし、これまでもずっと好きだったけど、死ぬまで彼女のことは好きでいると思う。だけど、マイリーが当時の人たちで今も連絡をとる唯一の人だと言えるかな」と明かした。(フロントロウ編集部)