ソフィア・カーソンがキャメロンとの思い出に言及
テレビ映画『ディセンダント』シリーズでクルエラ・ド・ヴィルの息子カルロス役を務めた俳優キャメロン・ボイスが、2019年7月6日に持病のてんかんによる発作で20歳の若さで亡くなってから間もなく1年が経とうとしているなか、同シリーズで白雪姫に登場する悪の女王の娘イヴィを演じたソフィア・カーソンがキャメロンとの思い出を振り返った。
ソフィアは今回、米ETとのインタビューでキャメロンが亡くなった日のことについて言及。その日はカナダのトロントで、Netflixで2020年6月19日に配信がスタートした自身の主演映画『フィール・ザ・ビート』の撮影をしていたとした上で、当時を次のように回想した。
「あの日のことは決して忘れない」とソフィア。「私たちの全員が打ちひしがれて、彼がいかに幸せで、美しい心の持ち主だったかに思いを馳せていた。それから、何があっても、彼の魂は永遠に彼が残してくれたものの中に残り続けるとも思った。彼は多くの人たちに愛されていたし、すごく思いやりのあった人だったから」と、キャメロンのあたたかい人間性を振り返った。
続けて、キャメロンとの思い出で視聴者に紹介したい思い出はあるかと訊かれると、ソフィアは「言葉にできないくらいたくさんある」とした上で、次のように続けた。「近くにキャメロンがいる時に得られる感情かな。彼の妹がすごく素敵に表現していたんだけど、彼は生きる陽の光なの。彼はまさに、そういう人だった」と、キャメロンの妹であるマヤの言葉を引用して彼に賛辞を寄せた。
今年5月28日、キャメロンの21回目の誕生日にソフィアは彼との思い出の写真を投稿した。
『ディセンダント』シリーズは、キャメロンも出演した『ディセンダント3』が現時点での最新作となっている。続編の可能性については、主演を努めたダヴ・キャメロンが昨年、キャメロンがいなければ乗り気はしないとしつつも、続編の可能性をなくすことはしないと語っていたけれど、ソフィアもダヴに同意見のよう。
「キャムがいない『ディセンダント』の世界を想像するのは、私には辛いものがある」と、ソフィアは続編の可能性について米ETのインタビューで回答。「すごく愛されたシリーズだし、どんな可能性もあるけど、同じものにはならないと思う」と、キャメロンがいない続編はこれまでとは違うものになってしまうだろうと語った。
キャメロンの意思を受け継いでほしい
同じインタビューの中で、ソフィアは「キャメロン・ボイス基金(The Cameron Boyce Foundation)」についても言及している。これは生前、精力的にチャリティ活動に取り組んでいたキャメロンの意思を継いで、残された家族が設立した団体で、若者に対して、暴力やネガティブなものの代わりに芸術や創造というはけ口を提供し、世の中にプラスな変化をもたらすことを目的としている団体。
ソフィアは「キャメロン・ボイス基金」や、同じくキャメロンの家族が意思を継いで取り組んでいる、銃による暴力に立ち向かうキャンペーンである「Wielding Peace(ウィールディング・ピース)」に言及しながら、これらの活動を支援することで、キャメロンの意思を受け継いでいってほしいとファンに呼びかけている。
今年5月28日のキャメロンの誕生日には、ダヴがウィールディング・ピースとタッグを組んでチャリティグッズを販売。ソフィアもチャリティTシャツを身につけた動画をインスタグラムに投稿した。
「キャメロンの意思は、彼の家族が勇敢で美しい心を注いでいるキャメロン・ボイス基金や、ウィールディング・ピースに生き続けています」とソフィア。「だからこそ、私たち全員と同じようにキャムを愛していた人たちには、彼らの意思を受け継いでいってほしいと思っています。この基金を支援するだけでなく、キャムのような存在になって、真っ先に愛することを選び、批判するようなことをせず、優しさそのもののような人になってください」と、思いやりにあふれていたキャメロンのように優しい人間になることで、彼の意思を受け継いでほしいと呼びかけた。(フロントロウ編集部)