ディズニー・チャンネルのオリジナルドラマ『シェキラ!』でブレイクしたゼンデイヤが、ヒロインを務める映画『スパイダーマン』シリーズの撮影で“大変だったこと”を明かした。(フロントロウ編集部)

『スパイダーマン』の撮影&台本はヒミツだらけ

 マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の映画『スパイダーマン:ホームカミング』と、その続編『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に、MJことミシェル・ジョーンズ役で出演する俳優のゼンデイヤが、徹底したネタバレ防止対策を取ることで知られるマーベル作品ならではの撮影中の“苦労”を、米Varietyのインタビューで明かした。

 自身が主演を務めたドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』と比較して、「(『ユーフォリア』は)もっと密接で時間もたっぷりあるけど、『スパイダーマン』は違う」と言うと、続けて「(役者にとって)それって結構大きなことなんだよね。ヒミツがありすぎて、台本の半分以上は読むことすらできない。とくに、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開前はいつも以上にネタバレだらけだった」と、機密事項が多すぎて台本の半分までしか読ませてもらえなかったことを明らかに。

画像: 『スパイダーマン』の撮影&台本はヒミツだらけ

 さらに、「自分でも自分が何をやってるのか全然わからないって感じ。(撮影現場に)行ってから理解するって、結構、重大なことなんだけどね。(何も知らされずに現場に行って)宙を振り回されたこともあった。本気で振り回されたのに、結局、そのシーンは使われなかった。(公開された作品では)地上からほんの1メートルくらい持ち上げられただけだった」と、体を張って撮影したシーンを丸ごとカットされてしまったという裏話も披露した。

 ただし、『スパイダーマン』シリーズに携われたことは、彼女のキャリアにとって非常に大きな転機となったそうで、「ディズニー・チャンネルを卒業してから初めて出演した映画が『スパイダーマン』だったの。1作目ではほとんど出番がなかったけど、映画に出演できるっていうだけで嬉しかった。(撮影前から)製作陣がメリー・ジェーンを元にした新たなキャラクターを作りたいと考えていたことや、それを自分たちの方法でマーベル・シネマティック・ユニバースの世界で実現できたことは、本当にラッキーだった思う」と語っている。

 ちなみに、2019年8月、MCUを制作するマーベル・スタジオの親会社ウォルト・ディズニーと、マーベルコミック『スパイダーマン』を映像化する権利を持つソニー・ピクチャーズが、契約をめぐって対立したことが原因で、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』を最後にスパイダーマンがMCUから離脱する可能性が報じられたが、ファンによる予想以上の反発と、主人公のスパイダーマンを演じる俳優のトム・ホランドが両社のトップに考え直すように声がけしたおかげで、MCUに残留することが決まった。(フロントロウ編集部)

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