ビリー・アイリッシュ、インスタグラムで全員をアンフォローしてエンタメ業界のある疑惑を批判

全員のフォローを外したビリー

　ビリー・アイリッシュがインスタグラムにて全員のフォローを外したとして話題になっている。600人以上をフォローしていたビリーだけれど、記事執筆時点で彼女がフォローしている人数は“0人”となっている。

　多くのファンから驚きをもって受け取られたこの行動だけれど、ビリーは全員のフォローを外す前に、ストーリーに「もし私がみんなを虐待した人をフォローしているとしたらDMをちょうだい、フォローを外すから。みんなをサポートするよ」と投稿していた。

　自身のファンを「虐待した人」がいればその人のフォローを外すと述べていたビリーだけれど、彼女はこの投稿をした後で、自身の兄でシンガーソングライターのフィニアス・オコネルを含む、自身がフォローしていた全員のフォローを外した。

セレブに対する告発が頻発

　ビリーの元に誰かからの具体的な被害を告発するDMが届いたかは明らかになっていないものの、ファンらはSNSで、ビリーがかつてリアーナに暴行を加えたことで知られるクリス・ブラウンや、女性に対するDVを認めていたラッパーの故XXXテンタシオンのほか、つい最近、性的虐待疑惑が浮上したジャスティン・ビーバーらをフォローしていたことを指摘している。

　ビリーが大ファンであることを公言していることでも知られるジャスティン・ビーバーは先日、ダニエルと名乗る女性からTwitterで過去の性的虐待を告発された。彼女は2014年にジャスティンから性的虐待を受けたとして、彼から性行為を強要され、同意なしに肉体関係を結んだと告発。一方で、ジャスティンは女性が自身から被害を受けたと主張した当時は元交際相手のセレーナ・ゴメスらと一緒にいたとして、自身にかけられた疑惑を全否定した。

　ジャスティン・ビーバーの他にも、ここ最近、一般のユーザーが過去にセレブから受けた性的虐待を告発する事例が相次いでいる。ファイブ・セカンズ・オブ・サマーのマイケル・クリフォードに未成年のファンへのセクハラ疑惑が浮上したほか、映画『ベイビー・ドライバー』などで知られるアンセル・エルゴートにも当時未成年だったファンに対する性的暴行疑惑が浮上。本人たちはいずれも疑惑を否定している。

　さらには、俳優のコール・スプラウスやリリ・ラインハートら人気ドラマ『リバーデイル』に出演するキャストたちにも「性的暴行疑惑」が浮上して、それぞれがSNSに反論するコメントを投稿。リリーは自分たちに向けられている疑惑は全くのデタラメだとした上で、「こういった卑劣な行動は、本当のサバイバー（性的暴行被害からの生還者）を深く傷つけるものでしかありません」と、嘘の告発をすることについて、実際に性的暴行を受けた被害者たちを傷つける行為だと批判した。

　ビリーはインスタグラムでフォローを外したことについて具体的なコメントは残していないものの、エンターテインメント業界で頻繁に虐待疑惑が告発されていることに対して、全員のフォローを外すというアクションで反応した。（フロントロウ編集部）