アン・ハサウェイがある巨匠監督が撮影現場で出演者やスタッフに課している、かなり厳しめなルールについて明かした。アンが、もしかしたら作品の成功に寄与しているかもしれないと考える、“ドS”な職場ルールとは? (フロントロウ編集部)

アン・ハサウェイがクリストファー・ノーラン監督の“ドSルール”を暴露

 故ヒース・レジャーが悪役ジョーカーを演じた『ダークナイト』を含む、“ダークナイト・トリロジー”と呼ばれる『バットマン』3部作や『インセプション』、『インターステラー』、『ダンケルク』ほか、観客たちが観たあとに“考えさせられる”ような名作を次々と生み出し、ているクリストファー・ノーラン監督。

 ハリウッドの歴史に名を残す巨匠として多くの映画ファンを魅了しているノーラン監督は、このご時世でも「思考の時間を奪う」として、スマホはおろか、メールアドレスを所有していなかったり、自身がインターネット嫌いであるがゆえに『インターステラー』にはパソコン、携帯電話などインターネットを想起させるものは一切登場なせなかったりと、天才と呼ばれるに相応しい、常人とは一線を画すこだわりを持っていることで知られる。

画像: アン・ハサウェイがクリストファー・ノーラン監督の“ドSルール”を暴露

 さらに、映画の制作現場においても、悪天候であってもあえて中止せずに撮影を続行したり、通常、ハリウッド大作ではアクションシーンを専門とする第二班を使って分業を行なうことが多いが、「高くついて贅沢だから」という理由ですべてのショットを自分自身で演出・撮影するなど数々の逸話を有している。

 そんな、ノーラン監督が持つ、職場でのある強いこだわりについて、かつてノーラン監督作品に出演した経験があるアン・ハサウェイが暴露した。


緊張感を保つために撮影現場から「アレ」を排除

 アンは、クリスチャン・ベールがバットマン/ブルース・ウェイン役で主演した『ダークナイト ライジング』(2012年)にキャット・ウーマンことセリーナ・カイル役で出演し、その約2年後に公開された『インターステラー』でもノーラン監督と一緒に仕事をした。

画像: 映画『ダークナイト ライジング』より。©WARNER BROS PICTURES / Album/Newscom

映画『ダークナイト ライジング』より。©WARNER BROS PICTURES / Album/Newscom

 先日、米Varietyの対談企画『Actors on Actors(アクターズ・オン・アクターズ)』で、ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』の共演者であるヒュー・ジャックマンと久々の“再会”を果たしたアンは、ヒューとのリモート対談の中で、自身が体験したノーラン監督の“ドSルール”に言及。

 それは、なんと、ノーラン監督が映画撮影の現場から椅子を排除し、出演者やスタッフたちに座ることを許さないという、なかなか過酷なものだった。

 「彼は現場に椅子を置くことを許可しないの。その理由は、椅子があるとみんなが座ってしまうから。座っている間は仕事をしていないのと変わらないんだって」と、ノーラン監督の持論を代弁したアン。

 撮影が長時間におよぶこともある映画やドラマの現場といえば、待ち時間も多く、“ディレクターズ・チェア”と呼ばれる折り畳み式の椅子が監督やキャストたちのために用意されているイメージがあるが、ノーラン監督が指揮を執る現場にはそんなものはないらしい。

 ずっと立ちっぱなしというのは、かなりキツそうだが、“座ってしまうとだらけてしまう”というノーラン監督の考えから、緊張感を維持するためにこの方法が採用されているよう。


作品の成功につながっている? アンは一目置く

 出演者やスタッフを“焚き付ける”ノーラン監督の「椅子禁止ルール」はもしかしたら功を奏しているのかもしれないとアンは語る。

「思考力や野心、技術的な腕前や感情的な側面に関しても、彼は本当に素晴らしい作品を作ってきた。しかも、いつもスケジュールよりも早く撮影が終わるし、費用だって安く済んでいる。もしかしたら、椅子禁止ルールがひと役買っているのかもしれないね」

 さらに、アンは、「クリス(ノーラン監督の愛称)の映画製作に対するアプローチは、私のお気に入りの1つ。限りなくミニマルに分解されていながら、それでいて、大規模で華やかでもある」などと、ノーラン監督の奇才ぶりを尊敬しているとも口にした。

画像: 作品の成功につながっている? アンは一目置く

 2020年9月には最新作『TENETテネット』が日本公開されるノーラン監督。同作に出演する俳優のロバート・パティンソンは、そのオーディションを受けた際、現場に用意されていたチョコレートを食べてもいいかとノーラン監督に聞いたところ、まるで“鬼”な反応が返ってきたことを明かしている。(フロントロウ編集部)

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