超絶アクションと絆が魅力の『ワイルド・スピード』
『ワイルド・スピード』は2001年から続く人気カーアクション映画。日本のファンからは『ワイスピ』という愛称で親しまれ、シリーズ8作品とスピンオフ1作品が劇場公開された。
最新作にしてシリーズ9作目の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、1月31日に予告編が公開されるやいなや、24時間で5億回の再生回数を突破。しかし残念ながら新型コロナウイルス流行の影響により、公開日が2020年5月から2021年に延期となった。
『ワイスピ』の主人公はヴィン・ディーゼル演じるドミニク・トレット。『ワイスピ』は彼とそのファミリーをメインに、毎回限界を超えるド派手なアクションと深い絆が描かれており、世界中のファンから愛され続けている。
そんな『ワイスピ』シリーズだけれど、最も興行収入が高かった作品とその値段を知っている?今回は、米映画データベースサイトBox Office Mojoに記載された世界興行収入を参考に、日本円に換算してご紹介。
『ワイルド・スピード』興行収入ランキング
第9位『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006)
174億8,610万7,100円(158,964,610ドル)
シリーズ3作目の『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』が第9位に。日本を舞台に、主人公も雰囲気もガラリと変えて公開された。本作で、『ワイスピ』シリーズの人気キャラ、ハンが初登場。ハンは2021年公開の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』にも登場する。
第8位『ワイルド・スピード』(2001)
235億9,100万9,860円(214,463,726ドル)
シリーズの原点となった第1作目が第8位にランクイン。ブライアンとドムが初めて出会った記念碑的作品で、ロサンゼルスで夜な夜な開催されるドラッグレースのシーンは現在でも多くのファンを魅了してやまない。
第7位『ワイルド・スピードX2』(2003)
259億9,857万2,710円(236,350,661ドル)
第7位は、ドミニク役のヴィン・ディーゼル不在の中、ブライアン役のポール・ウォーカーがカーブの多い街中レースで爆走する、シリーズ2作品目の『ワイルド・スピードX2』。ヴィンは当初、『ワイスピ』シリーズのフランチャイズ化に乗り気ではなかったようで、本作は約27億円のギャラを蹴って不参加に。
第6位『ワイルド・スピード MAX』(2009)
396億4,006万9,150円(360,364,265ドル)
街角のストリートレースから、徐々に世界規模の闘いに進化し始めたシリーズ4作品目の『ワイルド・スピードMAX』は第6位。『ワイルド・スピードX2』、『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』で姿をほとんど見せなかったヴィン・ディーゼルは本作から完全復帰。
第5位『ワイルド・スピード MEGA MAX』(2011)
688億7,514万4,250円(626,137,675ドル)
ドウェイン・ジョンソン演じる警官ルーク・ホブスがシリーズに初登場したシリーズ5作目が第5位にランクイン。前作の『ワイルド・スピード MAX』から大きく興行収入を伸ばし、内容的にも評価が高かった。
第4位『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)
834億9,626万2,850円(759,056,935ドル)
大人気キャラの、ジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウとドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスがW主演のスピンオフ作品『スーパーコンボ』が第4位に。犬猿の仲だった2人が共闘するシーンは2019年最もアツい場面に。最新作ではあるが、別の作品を見ていなくても楽しめるようになっているところも魅力の一つ。
第3位『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013)
867億5,478万3,500円(788,679,850ドル)
カーアクションはもちろん、銃撃戦や格闘にも力が入っている、シリーズ6作目の『ワイルド・スピードEURO MISSION』は第3位。この年に行われたインタビューでポール・ウォーカーとヴィン・ディーゼルは「シリーズを10作目まで続けよう」と約束をした。
第2位『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2018)
1,359億6,056万2,980円(1,236,005,118ドル)
シリーズで最も『ワイスピ』ファミリーの絆が試された8作目、『ワイルド・スピードICE BREAK』は第2位にランクイン。シャーリーズ・セロン演じる敵のサイファーも登場し、ますます盛り上がりを見せた。
第1位『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)
1,666億5,524万3810円(1,515,047,671ドル)
堂々の人気第1位を獲得したのは、撮影期間中に交通事故のため亡くなったポール・ウォーカーの遺作で、シリーズ7作目の『ワイルド・スピードSKY MISSION』。映画の最後には「FOR PAUL(ポールに捧げる)」というメッセージが。映画の最後のドムの台詞は、ポールに宛てられたものだという号泣必至の一作。
『ワイルド・スピード 』シリーズ全作品を続けてみると、かかる時間はなんと約18時間半(1,094分)!気になる人は是非『ワイスピ』マラソンを楽しんでみてはいかが。そんなシリーズの最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、2021年に公開。(フロントロウ編集部)