ケンタッキーフライドチキンから「辛口チキン味」の口紅
アメリカがナショナル・リップスティック・デー(National Lip Stick Day/全米口紅の日)および、ナショナル・ウィング・デー(National Wing Day/全米手羽先チキンの日)を迎えた7月29日、ファストフードチェーンのケンタッキーフライドチキンが、同チェーンの人気商品「ホットウィング(辛口手羽先チキン)」にちなんだ口紅のリリースを発表した。
ケンタッキーフライドチキンのキーカラーである鮮やかなレッドを表現したこの口紅は、「Bucket Red No 11(バケット・レッド・ナンバー・イレブン)」と名づけられ、なんと、ホットウィングの味がするという。
すべて食べられる成分で作られており、塗った唇を舐めると、辛口チキンの味が楽しめるというユニークなコンセプトとなっている。
この「Bucket Red No11」は、いわゆる“落ちない口紅”で、着用テストも実施済み。
ケンタッキーフライドチキンの広報いわく、この口紅を塗った状態でホットウィングを2個ずつ食べた被験者たち全員が、実験後もフレッシュで完璧な発色をキープしていたのだそう。
辛口な味わいだというだけに、ヒリヒリとした使用感は無いのか少々気になってしまうが、ケンタッキーの広報担当は、英Metroに「この口紅は、舌鼓を打ってしまうほど美味しい味がついているだけでなく、8時間の美容&着用効果が続く仕様を採用しています。ケンタッキーフライドチキンでウィングを食べても、もちろん大丈夫。口紅が落ちてしまうことを恐れずにウィングを食べる自由をお楽しみください」と太鼓判を押している。
口紅「Bucket Red No11」は、アメリカ国内でケンタッキーフライドチキンの会員サービス「カーネル・クラブ」の加入している顧客のみが購入できる。限定400個と販売数はあまり多くないので、ネットオークション等で高値で転売される可能性も?
過去にはチキン味のマニキュアも販売
ケンタッキーフライドチキンは2016年、香港で、オリジナルとスパイシーの2種類のチキンの味が楽しめるマニキュアを開発したこともある。
この商品は、ケンタッキーフライドチキンのキャッチコピーである「Finger Licking Good(食べ終わった後に指まで舐めてしまいたくなるほど美味しい)」を言葉通りに表現しようと、同社のフライドチキンの味付けに使用するスパイスとハーブを作っている調味料会社マコーミックの食品技術者と共同開発されたもの。
やはり、口に入れても大丈夫な天然成分が使用され、時折ペロペロと舐めても、3日間は装用効果が持続するという画期的なマニキュアだった。
オリジナル味とスパイシー味のどちらを発売するべきか、同社のFacebookを通じて人気投票が行なわれたが、結果は、オリジナル味が3倍以上の差をつけて勝利。
その際のキャンペーン動画がコチラ。
ケンタッキーフライドチキンは、このほかにも、フライドチキンの香りのキャンドルや暖炉用の固形燃料、日焼け止め、そして、シューズブランドのクロックス(Crocs)とコラボしたチキンの匂いがするシューズも発表している。(フロントロウ編集部)