ザック・エフロンが「ハリウッド脱出」へ?
俳優のザック・エフロン(32)は、10代の頃からテレビドラマに出演しはじめ、2006年に初上映されたディズニーチャンネルのテレビ映画『ハイスクール・ミュージカル』でブレイク。
近年では、ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』や実在した殺人鬼を演じたスリラー映画『テッド・バンディ』など、さまざまなジャンルの話題作に出演したり、Netflixのリアリティ番組『リアリティシリーズ『ザック・エフロンが旅する明日の地球』では、エコの観点とともに世界各国を旅して、その土地の文化や風習、食に触れながら地球の未来を考えるという、より素顔や志が垣間見えるプロジェクトにも挑戦している。
もはや人生の半分以上をスポットライトを浴びながら生活しているザックが、ハリウッドでの生活を捨て、異国の地に移り住む計画を進めているようだとTMZが伝えている。
関係者によるTMZへの証言によると、ザックはロサンゼルス周辺に所有する自宅物件を近々売りに出す予定だといい、パパラッチに追い回されるハリウッドの喧騒を逃れて、落ち着いた生活を送ることを望んでいるという。
新型コロナ禍の「滞在地」が気に入ったよう
もともと注目を浴びるのがあまり好きではない性格だというザックは、セレブやセレブの卵たちがひしめき合うハリウッドでの生活に疲れてしまったよう。
生活の拠点を母国アメリカではない別の国に移すことを考えているようだが、その第一候補として挙がっているのが、新型コロナウイルス禍を過ごしているオーストラリア最東端の都市バイロン・ベイ。
2019年末にモバイル向け短尺動画ストリーミングサービス、Quibi(クイビィ)で配信される冠番組『Killing Zac Efron(キリング・ザック・エフロン)』の撮影のためにパプアニューギニアを訪れていた最中、細菌に感染し、オーストラリアの病院に緊急搬送されるというハプニングに見舞われたザックは、クリスマス頃に自宅のあるロサンゼルスに一度戻ったものの、その約1カ月後には再び出国。
その後、バイロン・ベイでの目撃談が相次ぎ、意外な場所で新型コロナ禍の自己隔離生活を送っていることが判明して世間を驚かせた。
ザックは、地元のカフェにふらりと姿を現したり、現地を活動の拠点にしている映画『マイティ・ソー』シリーズの俳優クリス・ヘムズワースとその妻で映画『ワイルド・スピード』シリーズの俳優エルサ・パタキーと一緒にローカルライフを満喫している姿が目撃されており、 バイロン・ベイのリラックスした風土がすっかり気に入っているよう。
俳優業を引退するわけではない
しかし、ザックは、ハリウッドからの脱出を考えているからといって、俳優業から退くことを視野に入れているわけではないと関係者は語っている。
ザックほどの人気と実力がある俳優なら、映画やテレビドラマのメッカであるハリウッドに定住していなくとも、仕事はできる。その証拠に、ザックが近年参加した作品の撮影地は、いずれも、ハリウッド近郊ではなく、映画『The Beach Bum(ザ・ビーチ・バム)』はフロリダ州マイアミ、『テッド・バンディ』はケンタッキー州コビントンほか、『グレイテスト・ショーマン』はニューヨークだった。
さらに、ある程度のオーディションやミーティングは、フェイスタイムやウェブ会議アプリZoom(ズーム)を使ったビデオ通話でも行なえるということは、新型コロナ禍での映画界における新常識となった。
『ザック・エフロンが旅する明日の地球』でも、ロサンゼルスを去りたいと示唆する場面が登場するザック。温めてきた計画をついに実行に移そうとしているという彼の今後を見守りたい。(フロントロウ編集部)