ケイティ・ペリーが助け船を出す
元スタッフと現スタッフから番組プロデューサー陣によるセクハラやパワハラ、差別発言といった悪質な職場いじめ、さらには給料の未払いなど劣悪な労働環境を告発する声が相次いでいることがきっかけで、打ち切りの危機に瀕していると言われる人気トーク番組『エレンの部屋』。
この番組の司会を務めるエレン・デジェネレスに対してもその責任を問う声があがるなか、何度か番組にも出演したことがあり、プライベートでもエレンと交流があるシンガーのケイティ・ペリーが、彼女を擁護するコメントをツイッターに投稿。
1/2 I know I can’t speak for anyone else’s experience besides my own but I want to acknowledge that I have only ever had positive takeaways from my time with Ellen & on the @theellenshow. I think we all have witnessed the light & continual fight for equality that she has brought
— KATY PERRY (@katyperry) August 4, 2020
2/2 to the world through her platform for decades. Sending you love & a hug, friend @TheEllenShow ♥️
— KATY PERRY (@katyperry) August 4, 2020
ケイティは「自分の経験をもとに話すことしかできないのはわかってる」としたうえで、「エレンと『エレンの部屋』で過ごした時間はどれも私にとっては前向きなものだった。何十年ものあいだ、平等を手に入れるために自分の立場を利用して光を照らし、戦い続ける姿をみんなも見てきたはず。エレン、あなたに私から愛とハグを届けるね」と、率直な思いを綴った。
ほかのセレブも続々と擁護するコメントを発表
ケイティのほかにも複数のセレブがエレンを擁護する声明を出しており、映画『ジュマンジ』シリーズなどの出演作で知られる人気俳優のケヴィン・ハートは、告発者の意見を軽視するつもりはないが、彼自身は嫌な思いをしたことはなく、大切な友人の1人であるエレンがこういったかたちで糾弾されていることに“クレイジーでしかない”とコメント。
また、これまでに何度か『エレンの部屋』にゲスト出演している俳優のダイアン・キートンも、インスタグラムで「『エレンの部屋』での時間はどれも楽しいものばかりでした。観客からもハッピーなオーラがにじみ出ていました。彼女は私を含む大勢の人たちにたくさんのものを与えてくれました」と、一部で言われているような不快な思いをしたことはないと語っている。
その一方で、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでおなじみの俳優リー・トンプソンが、番組出演時にひどい扱いを受けたことを告発する内容の記事のツイートに「これは本当の話」と返信するなど、ケイティやケヴィン、ダイアンとは異なる経験をした人たちの意見もある。
ちなみに、番組のプロデューサー陣は打ち切りのウワサを否定しているが、今回の騒動をうけて『エレンの部屋』の視聴率は急降下。また、一連の騒動に嫌気が差したエレンが降板を望んでいるという話もあり、先が見えない状態となっている。(フロントロウ編集部)