新型コロナ禍の恋愛を象徴する「マスクキス」
新型コロナウイルスが世界的に蔓延するなか、恋愛の形にも大きな変化が生じている。そんななか、恋愛におけるニューノーマル(新常態)の象徴として、風刺画やSNSでよく見かけられるようになったのが、マスクをしたまま、マスク越しにキスをする「マスクキス」。
インスタグラムで「#maskkiss」「#maskiss」のハッシュタグを検索すると合計で1500件以上がヒットするほか、海外では、マスクキスをするカップルの写真が一流ファッション誌『Vogue』のポルトガル版の表紙を飾ったり、街中にマスクキスを描いたグラフィティが次々に出現するなど、すっかりwithコロナ時代のアイコニックなイメージとなっている。
「マスクキス」を実生活で取り入れるセレブたち
実際には唇を触れ合わせない歯がゆさが「逆にロマンチック」、見た目が「キュート」といった賛成派の意見があるなかで、「意味が分からない」、「滑稽だ」と反感を持つ人も多いマスクキス。
つねにパパラッチに追跡されているセレブカップルたちのなかには、他人の視線が注がれていることを意識しつつ、マスクキスを取り入れる人もいる。そんなセレブたちのマスクキスをピックアップして紹介。
ベン・アフレック&アナ・デ・アルマス
2020年3月、新型コロナ禍のロックダウンが始まる直前に熱愛が発覚し、以来、ロマンスの炎が燃え上がっている映画『ジャスティス・リーグ』』の俳優ベン・アフレックと映画『ナイヴス・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の俳優アナ・デ・アルマスは、愛犬の散歩中、お得意の“おそろいマスク”越しに頬を寄せ合ってキス。
ジャスティン・ビーバー&ヘイリー・ビーバー
シンガーのジャスティン・ビーバーと妻でモデルのヘイリー・ビーバー(旧姓ヘイリー・ボールドウィン)は、友人ラッパーのチャンス・ザ・ラッパーと一緒に出かけたコーヒーショップでマスクキス。
歌姫ホイットニー・ヒューストンの名曲「オールウェイズ・ラヴ・ユー」を歌いながらジョーク交じりに場の雰囲気を盛り上げたジャスティンと、照れ臭そうにしながらも、しっかり応じたヘイリーのマスクキスには、撮影者のチャンス・ザ・ラッパーも大興奮。
デミ・ロヴァート&マックス・エーリック
今年3月頃から交際をスタートした俳優のマックス・エーリックとの婚約を発表したシンガー、デミ・ロヴァートは、婚約発表の翌日に連れ立って出かけたビバリーヒルズでのショッピングの最中に、人目もはばからず路上でマスクキス。
幸せいっぱいの2人は、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を保ちつつシャッターを切るパパラッチにマスクをずらして笑顔をサービスする場面も。
ジェラルド・バトラー&モーガン・ブラウン
映画『エンド・オブ・ステイツ』のジェラルド・バトラーは長年交際しているインテリアデザイナーで恋人のモーガン・ブラウンとの外出中に、ちょっと不思議なマスクキス。
ジェラルドはしっかりとマスクをしたままなのに、モーガンはマスクを外してキスをするという新種のパターンを披露した。
ちなみに、この日は、友人を交えて自転車でロサンゼルス近郊のベニスビーチに繰り出したジェラルドとモニカ。モニカがマスクを外したのは、ジェラルドとのキスの時だけで、そのほかはしっかりとマスクを着用していた。
カーラ・デルヴィーニュ&マーガレット・クアリー
ドラマ『カーニバル・ロウ』に出演するカーラ・デルヴィーニュは友人で映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の俳優マーガレット・クアリーとのランチの最後にマスクキス。マスク越しだからこそ、友達同士でも気軽にキスで愛情を表現できる?
ここでひとつ明確にしておきたいのは、マスクキスを実践していたセレブカップルたちは、いずれも、日頃から一緒に生活しているか、お互いや少人数のグループの人々とのみ接触することを心がけているということ。
マスク越しであろうと、キスは「濃厚接触」や「密」に該当する。出会ったばかりのよく知らない相手と軽い気持ちで「マスクキス」をするのは避けた方がいいだろう。(フロントロウ編集部)