ロバート・パティンソンとノーラン監督の繋がり
9月18日に日本公開が迫るクリストファー・ノーラン監督の最新作『TENET テネット』。時間を“逆行”して未来の第三次世界大戦を止めるミッションのキーワードは、TENET…。本作では、主役の名もなき男をジョン・デヴィッド・ワシントンが、名もなき男の相棒であるニールをロバート・パティンソンが演じる。
ロバートといえば、2021年公開予定の『ザ・バットマン』で主役のブルース・ウェイン/バットマン役に起用されており、『ダークナイト』3部作を手掛けて映画界におけるアメコミ映画の立ち位置を変えたと称されるノーラン監督と、初共演とはいえ、なんとなく繋がりがある。
ロバート・パティンソン、ウソを速攻で見破られる
しかし『ザ・バットマン』は期待がかかる新作のため、その詳しい内容はまだベールに包まれており、簡単に話題にできる作品ではない。そのため、ノーラン監督とロバートが『ザ・バットマン』について話しをすることはほとんどなかったようだけれど、『TENET テネット』の撮影中に『ザ・バットマン』のオーディションが被っていたため、ロバートはわざわざウソをついて休みをもらおうとしたという。しかしノーラン監督は…?
「クリスは彼の映画に関することにはすべて秘密主義だし、僕はバットマンに関することには秘密でいなきゃいけなかったから、面白かったよ。(バットマンの)スクリーンテストに行くのに、クリスに嘘をつかなきゃいけなかったから、家族が緊急事態でって言ったんだ。でも僕が“家族が緊急事態で”って言った途端に、『バットマンのオーディションをしているんだろう、違うかい?』ってクリスに言われたよ」
日本でも、詳しくは話せない事情で仕事を休む時に使われがちな「家族」を使った言い訳。しかしノーラン監督はピンときたようで、その裏に隠された本当の理由まで当ててしまった。
ウソをつこうとしたことが監督にバレたとなると、ちょっと冷や汗もののような気もするけれど、ロバートの中では面白かったエピソードとして記憶に残っているよう。ちなみにロバートは、ノーラン監督との初面接で血糖値が下がってしまい、面接開始から数時間が経った時に机の上にあったチョコレートを食べて良いか尋ねたところ、その途端に監督が面接を切り上げたことで顔面蒼白になったという面白エピソードも過去に明かしている。(フロントロウ編集部)