劣悪な労働環境を告発する声が相次ぎ、打ち切りの危機に瀕しているとのウワサもある人気トーク番組『エレンの部屋』の司会を務めるエレン・デジェネレスが、番組スタッフに職場環境の改善を誓った。(フロントロウ編集部)

視聴者におなじみの「あの人」がプロデューサーに就任

 キム・カーダシアンを筆頭とするカーダシアン/ジェンナー家の面々やシンガーのジャスティン・ビーバー、俳優のレオナルド・ディカプリオなど、数々の有名セレブとプライベートで交流があるエレン・デジェネレスが、2003年から約17年間にわたって司会を務める人気トーク番組『エレンの部屋』。

 元スタッフと現スタッフから番組プロデューサー陣によるセクハラやパワハラ、差別発言といった悪質な職場いじめ、さらには給料の未払いなど劣悪な労働環境を告発する声が相次いだことがきっかけで、打ち切りの危機に瀕しているとのウワサもある同番組をめぐる騒動に進展があった。

 米Varietyによると、エグゼクティブ・プロデューサーのエド・グラヴィンとケヴィン・レーマン、そして副エグゼクティブ・プロデューサーのジョナサン・ノーマンの3人が“クビ”を言い渡されたそうで、放送が開始した当初から『エレンの部屋』を支える別の3人のプロデューサーとエレンは番組に残ることになるという。また、今回の人事異動で『エレンの部屋』の視聴者にはおなじみの“あの人”が、副エグゼクティブ・プロデューサーに昇格したことが明らかに

 その人物とは、『エレンの部屋』でDJを務めるトゥウィッチこと、スティーヴン・ボス。

画像: 視聴者におなじみの「あの人」がプロデューサーに就任

 今年で18シーズン目に突入する『エレンの部屋』は、これまで以上に「多様性」を重視していくことを目標として掲げており、プロデューサーに昇格したトゥウィッチには番組の内容だけでなく、職場の労働環境に関しても色々と提案する権限が与えられることになるという。

エレン・デジェネレスが職場環境の改善を約束

 「『エレンの部屋』を幸せな場所にすると約束したのに、それを果たせなかったことを本当に申し訳なく思っています。(中略)番組名に自分の名前を掲げているかぎり、私はこの番組で起きたすべてのことに責任を取るつもりです」(※内容の一部)と、騒動を受けて番組スタッフに手紙を通じて謝罪したことが伝えられているエレン。

 つい先日、番組スタッフを集めて、騒動後初めてテレビ電話でミーティングを行なったエレンは、そこで「気分が良い日もあれば悪い日もあった」と、自身の態度にムラがあったことを認め反省すると同時に、今後は気軽に挨拶をしたり、声をかけたりして欲しいと伝えたという。

画像: エレン・デジェネレスが職場環境の改善を約束

 一部でエレンがすっかりやる気をなくし、降板を希望しているという話も出ていたが、新体制のもと番組継続の道を歩むことを心に決めたよう。(フロントロウ編集部)

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