キーラ・ナイトレイが、娘がディズニー映画『眠れる森の美女』を見て言い放ったことに感激したと明かした。(フロントロウ編集部)

ディズニー映画が禁止だったキーラの家

 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズや、『ラブ・アクチュアリー』などへの出演で知られる俳優のキーラ・ナイトレイは、2015年に第1子を、2019年に第2子を授かり、現在は2人の元気な子を育てている。そんなキーラはフェミニストとしても精力的に活動しており、子供たちがジェンダーにとらわれないように子育てをしていることでも知られている。

 第1子のエディちゃんが3歳だった2018年に、米トーク番組『エレンの部屋』に出演したキーラは、あのディズニー映画を見ることを禁止していると明かしていた。

画像: 2015年に撮影されたキーラ家族。

2015年に撮影されたキーラ家族。

「まず『シンデレラ』は禁止。困難な状況に置かれた時に、娘がお金持ちの男に救ってもらおうとするかもしれないから。そんなのダメ。自分の力でどうにかしなくちゃ。あと、この映画は私のお気に入りだからもどかしいんだけど、『リトル・マーメイド』もダメだよね。曲は素晴らしいと思う。でも、男性のために声を失うなんて絶対にダメ。そう思わない?」

ついにディズニー映画を鑑賞した娘が怒った?

 名作といえど、昔に制作された作品のなかには、これからを生きていく子供たちには見せないほうが良いとされるものも少なくない。ディズニーという超定番の子供向け作品に対しても流されることなくしっかりと分析をし、禁止令を出しているというキーラの子育ては大きな話題となった。

 しかし、エディちゃんが成長していくうえで、その禁止令は解かれたよう。今年で5歳となったエディちゃんは、今では定番のディズニー映画を全部見たことがあると、キーラは英Net-a-Porterのインタビューで話す。しかし、幼少期の子育てが功を奏したようで、キーラはある出来事を嬉々として明かした。

画像: 2016年に撮影されたキーラとエディちゃん。

2016年に撮影されたキーラとエディちゃん。

「『眠れる森の美女』を見た時に、娘は、『許可なしに男の人が彼女にキスするのは良くない!』って言ったの。私がどれだけ喜んだか言い表せない。他に何もしないとしても、私はその考えを理解させることが出来た」

 ジェンダーにとらわれない子育てをしているキーラにも、次世代の少女達の感覚にも、思わず拍手が送られる逸話となった。

ジェンダーにとらわれないよう子育てするセレブ達

 キーラのように、子供達がジェンダーにとらわれないように育てているセレブは多い。『オールドガード』や『スキャンダル』で主演や制作を務めたシャーリーズ・セロンは、2人の子を養子として引き取り育てているシンママ。5歳の娘に、恋人を作ったほうが良いと言われた際には、「自分自身と関係を築いてる」と諭したという彼女は、大人の女性として女の子たちを育てていく責任についてこう語っている。

画像: ジェンダーにとらわれないよう子育てするセレブ達

「自分自身と関係を築くこと、そして社会的に受け入れられるとされるものや、もし恋人がいなかったら何故だか負け組だとされることに惑わされないことは全くもって恥ではないと気づく若い女の子たちを、私達は育てているのだと思います。これらのことは、私達が変えていかなくてはならない要素です」

 他にも、俳優のミーガン・フォックスや、カーダシアン家のコートニー・カーダシアンは、息子の髪が長いことや、息子がドレスを着ていることを批判された際に、息子たちの意思を尊重するときっぱりと言い返している。

ディズニー映画に怒る少女は他にも

 キーラの娘が『眠れる森の美女』を見て怒ったように、次世代の少女たちには昔の作品はもう古すぎるのかもしれない。2019年には、アニメ版の『アラジン』を見た4歳の少女が、大激怒しながら語る動画が拡散された。動画の中で少女はこう話している。

「世界を見るために、男の子に連れ出してもらう必要なんかない。ジャスミンは彼女の力で世界を見に行けるし、アラジンも彼自身の力で世界に出られる。

ママ…。お姫様は自分で自分のことを救えるよ」

 ちなみに、彼女は2019年に公開された“現代的な”実写版『アラジン』は楽しんだそう。(フロントロウ編集部)

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