テイラー・スウィフトの貴重なサイン入りCDを前に、あるファンがとった行動が絶賛されている。「テイラーは自分の名声を使って多くの素晴らしい行ないをしていますが、それがファンにも受け継がれているということが分かったと思います」(フロントロウ編集部)

サイン入りCDを提供したテイラー・スウィフト

 7月24日に通算8作目となるニューアルバム『フォークロア(Folklore)』をサプライズでリリースしたテイラー・スウィフト。本作は現在、米Billboardの全米アルバムチャートにおいて4週連続で1位を獲得しているほか、全英アルバムチャートでも3週連続で1位を獲得するなど、リリースからおよそ1ヶ月が経った今もヒットし続けている。

 そんなテイラーは先日、全米の一部の小規模なレコードショップに、ある“嬉しいサプライズ”を行なった。それは、レコードショップを支援するために、自分のサイン入りの『フォークロア』のCDを無償で提供するというもの! CDを無償で提供するというのもすごいことだけれど、しかも大スターであるテイラー本人のサイン入りという、貴重すぎる“おまけ”付き。

お店のオープン前に届いたサイン入りCD、その時ファンは?

 テイラーのサイン入りCDともなれば、ファンにとってはのどから手が出るほど欲しい超プレミア商品。テイラーがサイン入りのCDをレコードショップに送ったというニュースを聞きつけたファンたちは、すぐにお店に殺到することに。

画像: お店のオープン前に届いたサイン入りCD、その時ファンは?

 テイラーがCDを送ったお店の1つが、ウィスコンシン州グリーン・ベイにあるレコードショップ「ジ・エクスクルーシブ・カンパニー(The Exclusive Company)」だったのだけれど、マネージャーを務めるトム・スミス氏によれば、CDが届く当日にちょっとしたハプニングが起きてしまったそう。

 このお店は10時がオープン時間となっているものの、スミス氏はこの日、テイラーのサイン入りCDを購入するファンのために、お店の外にオープン前から並ぶことを許可していたという。そんななかで、まだスタッフが誰も到着していなかった9時45分にCDが郵便で届いてしまう事態に。スミス氏は米Todayに対し、「(お店に)行くと、お店の外にいた1人のファンが私に(CDの入った)箱を渡してくれて、そこには郵便を受け取った際のその人のサインも書かれていました」と語り、並んでいたファンの1人が郵便を受け取っていてくれたことを明かした。

「テイラーは望まなかったと思うから」

 その後、10時にお店を開けた際、そのファンから「箱に何が入っていたのか」訊かれ、「テイラーのサイン入りCD」が入っていたとスミス氏が伝えると、「そうかもしれないと思いました」と伝えられたそう。スミス氏はその女性がサイン入りCDをそのまま持ち帰ってしまわなかったことに感銘を受けたそうで、「これを持ち去らないでいてくれてありがとうございました」と伝えると、彼女からこう返ってきたのだという。

「すると、彼女にこう言われたのです。『テイラーは私が持ち去ることを望まなかったと思うから』と」

 テイラーのサイン入りCDという貴重なアイテムなだけに、スミス氏はCDが転売に出されかねないことを指摘して、そのファンがそのままCDを持ち去ってしまわなかったことを称賛している。「とても素敵なことだと思います。テイラーは自分の名声を使って多くの素晴らしい行ないをしていますが、それがファンにも受け継がれているということが分かったと思います」とスミス氏は述べ、先日もイギリスで学ぶ留学生の学費を支援したことが明らかになったばかりのテイラーの素敵な姿勢が、ファンにも共通して行き届いていることを絶賛した。今回の女性の行動はまさしく、“ファンの鑑”というべき。(フロントロウ編集部)

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