単独ではグループ初となる、BTSによる英語オンリーの楽曲「Dynamite(ダイナマイト)」はどうして全米シングルチャートで1位を取れた?解説動画でなんとジャスティン・ビーバーがナレーション!(フロントロウ編集部)

全米シングルチャートを制したBTS

 BTSが米現地時間9月5日付の全米シングルチャートで、8月21日にリリースしたシングル「Dynamite(ダイナマイト)」が首位を獲得。BTSにとって単独では初の英語楽曲となった同曲で、見事にグループ初の全米シングルチャート1位を手に入れた。

 また、同曲のミュージックビデオは公開後24時間でYouTubeにて1億110万回再生され、YouTubeにおいて24時間で最も多く視聴された動画の記録も打ち立てた。さらには、日本時間8月31日に開催されたMTV ビデオ・ミュージック・アワードで最優秀グループ賞を含む4部門を受賞するなど、BTSは今や名実ともに世界で最も成功したグループの1組となりつつある。

ジャスティン・ビーバーがBTSの偉業を解説

 すっかり世界で最も人気のあるグループの1組となったBTSだけれど、彼らはどのようにして今の成功を収めたのだろうか?米E! Newsが、そんなBTSのこれまでを解説する動画を公開したのだけれど、この動画のナレーションを務めたのはなんと、ジャスティン・ビーバー。

画像: ジャスティン・ビーバーがBTSの偉業を解説

 これまでにも、BTSのメンバーであるジョングクに誕生日メッセージを送ったり、BTSの“ファンチャント”を口ずさむ動画を自身のインスタグラムにアップしたりするなど、オンライン上でBTSへのささやかな愛を表現してきたジャスティンだけれど、今回は新たに、後輩のポップスターたちのためにナレーションを買って出たよう。

 「歴史の作り方を知っている者がいるならば、それはBTSです」というジャスティンのナレーションからこの動画はスタートする。「このK-POPグループは、世界の音楽業界をまたにかけて記録を作り続けており、2020年はとてつもない1年になろうとしています」とジャスティンは続けて語り、BTSが2020年に入ってから、ジェームズ・コーデンが司会を務めるトーク番組『ザ・レイト・レイト・ショー』の人気コーナー「カープール・カラオケ(Carpool Karaoke)」に出演したり、VMAでパフォーマンスをしたりしたことなどに言及。

 ジャスティンはさらに、「Dynamite」がYouTubeで記録を樹立したことに言及した上で、「『Dynamite』がBillboardのHot100で1位デビューを飾り、BTSは韓国人で構成されたグループとして初めてこのチャートの首位を獲得しました。ところで、この楽曲は他のヒット曲と何が違うのでしょう? 『Boy With Luv(ボーイ・ウィズ・ラブ)』や『ON(オン)』といった彼らの韓国語の楽曲とは異なり、アメリカの放送局は『Dynamite』をより多く再生しました。歴史を見ても、英語ではない楽曲はラジオでなかなか再生されてきませんでした。結果として、それらの楽曲は滅多にBillboardチャートのトップに立つことができなかったのです」と続けて語り、ラジオでの再生回数も集計されるBillboardのチャートにおいて、「Dynamite」が英語オンリーの楽曲だったことが果たした役割を解説。

 「とはいえ、今や彼らはアメリカでNo.1のヒット曲を持っているわけですが、ファンの人たちはBTSに英語でアルバムを作ることを期待すべきではありません」とジャスティン。「彼らは、韓国語が自分たちの芸術やアイデンティティの一部であることをハッキリと示したのです。彼らはファンに届けるための方法を変える必要がないことを知っています。K-POPによるメインストリームの支配は、まだ始まったばかりです」と続けて語り、韓国語がそのアイデンティティの一部であるBTSは英語をメインにした路線に進む必要はないと明言している。

 ジャスティンがBTSを解説する動画はこちら。

(フロントロウ編集部)

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