デンマークのバーガーキングが、ある人々にワッパーを無料で提供するキャンペーンを実施。その内容とは?(フロントロウ編集部)

バーガーキングが“また”キャンペーンを行なう

 デンマークのバーガーキングが、ある人々にワッパーを無料で提供するキャンペーンを行なった。「The Whopper Reply」と名づけられたキャンペーンでバーガーキングは、公式フェイスブックページで指定の時間から48時間以内で、可能な限りすべての問い合わせやコメントに返信することを約束。しかもその返信には、ワッパー無料のクーポンが。

 しかし、あのバーガーキングのキャンペーンが、こんな簡単に終わるはずはなかった…。バーガーキングのYouTubeに公開された映像には、“赤い背景に黄色の文字”でこんな言葉が。

「全員を手助けするためにベストを尽くします。私達の旧友もね」

 なんとバーガーキングは、「マクドナルド」の公式フェイスブックにコメントをして、返信をもらっていなかったユーザーにもメッセージ! そしてワッパー無料のクーポンまで添付。バーガーキングといえば、これまでにマクドナルドのハッピーセットに対抗した“ハッピーじゃないセット”を発売したり、広告に1年間ビックマックを隠して、ビックマックがどれだけ小さいかを皮肉ったりと、何かにつけてマクドナルドをディスってきたことで有名。

今回のバーガーキングのセンスのお手前は

 とはいえ今回のキャンペーンでは、一応、みんなを助けるという態度を取っているけれど、「マックドライブで2時間も待った!」というコメントには、「う~ん。みなさん、ファーストフード店ではスローな1日を取れますからね。急いでワッパーをどうぞ」と返信したり、「ビッグマックに1つのバンズしかなかった!」というコメントには「折りたためるビッグマック?なんて革新的なんでしょ。2つのバンズのワッパーはここですよ」と返信したりと、完全にいつものセンス全開。

 最後には、「私達にできるのはこれくらいですから」という謙遜するようなメッセージが現れたけれど、その真意は明白だった。しかもこのキャンペーンでは、投稿されてから数時間のコメントから、なんと数年前のコメントにまでバーガーキングから返信が。

 フィンランドのバーガーキングは以前、デリバリー送料を無料にする条件として、マクドナルドの店舗の近くを受け取り場所にすることをユーザーに課したけれど、今回のデンマークのバーガーキングが行なったキャンペーンは、完全にバーガーキングが勝手にマクドナルドの顧客に割って入ったカタチ。もはや毎度のことながら、バーガーキングの度胸を見せつけるキャンペーンとなった。(フロントロウ編集部)

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