キアヌ・リーブス主演の映画『ジョン・ウィック』の世界観を体験できる絶叫マシンがドバイにあるテーマパークに来年オープンする。(フロントロウ編集部)

『ジョン・ウィック』がテーマの「絶叫マシン」が開発中

 キアヌ・リーブス演じる凄腕の殺し屋の復讐劇を描くアクション映画『ジョン・ウィック』シリーズの世界観をテーマにした地上10階立てのジェットコースターが、ドバイにあるテーマパーク「モーションゲート・ドバイ(Motiongate Dubai)」に2021年前半にもオープンすることが米Varietyを通じて発表された。

 「ジョン・ウィック:オープン・コントラクト」と名づけられた同アトラクションは、シリーズに登場する“殺し屋たちのオアシス”、コンチネンタル・ホテル・ニューヨークを舞台にしたジェットコースター。キアヌ演じるジョンを「追うコース」と「手助けするコース」の2つのストーリーが選べるライドとなるそうで、どちらのルートを選ぶかで異なる体験が楽しめる。

画像1: ©Lions Gate

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 公開された完成予想イメージでは、コンチネンタル・ホテルと隣接するビルの屋上にクネクネと上下するジェットコースターのレーンが描かれており、なかなか迫力のあるものに仕上がりそう。

 『ジョン・ウィック』シリーズの配給元である米ライオンズ・ゲート社のジェニファー・ブラウン氏は、「コンチネンタル・ホテルのロビーを歩いたり、映画に登場したいくつかの重要シーンを体験できることは、ファンにとって非常に素晴らしい機会となるでしょう」とコメント。「10階建てという高さですから、『ジョン・ウィック』シリーズのファンたちにはピッタリのスリルが味わえるはずです」と、絶叫度数も高めであることを明かしている。


『グレート・イリュージョン』がテーマのアトラクションもオープンへ

 モーションゲート・ドバイはハリウッド映画の世界が堪能できるテーマパークとして2016年にオープン。

 ドリーム・ワークスやコロンビア・ピクチャーズ、ライオンズ・ゲートといった大手映画会社が制作・配給を行なう人気映画をテーマにしたアトラクションの数々を有し、子供たちに人気のアニメ『シュレック』や『カンフーパンダ』、『ヒックとドラゴン』、ホラーコメディの『ゴーストバスターズ』や『ゾンビランド』、大ヒットアクションシリーズの『ハンガー・ゲーム』などを題材にした多彩なアトラクションのほかにも、ダンス映画『ステップ・アップ』をテーマにしたショーなども行なわれている。

 2021年には、「ジョン・ウィック:オープン・コントラクト」のほかにも、ジェシー・アイゼンバーグやウディ・ハレルソンがマジシャンを演じたクライム・エンターテイメント映画『グランド・イリュージョン』をテーマにしたジェットコースターもオープン予定。

画像2: ©Lions Gate

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 「ナウ・ユー・シー・ミー:ハイローラー・カジノ・ローラー・コースター」(※)と名づけられたこちらのアトラクションは、その名に含まれる通り、カジノが舞台。『グランド・イリュージョン』に登場する天才マジシャン4人組“フォー・ホースメン”の強奪計画に手を貸すというストーリーで、ゲストたちは、ジェットコースターのスリルにくわえて、煌びやかなマジックやイリュージョンの世界も体験できる。

※『グランド・イリュージョン』の原題は『Now You See Me(ナウ・ユー・シー・ミー)』。

 「ドバイはさすがに遠い…」と感じる人も多いかもしれないが、前出のブラウン氏は、将来的には、機会さえあれば、北米やヨーロッパでも『ジョン・ウィック』をテーマにしたアトラクションを着工させたいという意向をVarietyに語っており、もしかしたら、いつか、もう少し日本からも足を運びやすい場所に誕生する可能性も?

 キアヌが伝説の元殺し屋に扮し、お得意のカンフーや銃さばきを融合させたド迫力のアクションシーンを披露する『ジョン・ウィック』シリーズは、2014年公開の第1弾『ジョン・ウィック』、2017年公開の第2弾『ジョン・ウィック チャプター2』、そして2019年に公開された第3弾『ジョン・ウィック パラベラム』の世界累計興行収入が5億8400万ドルを超えるメガヒット。

 2022年には、第4弾が公開予定で、さらに、第5弾の脚本の制作も仕上げに入っていることを、ライオンズ・ゲート社のジョン・フェルトハイマーCEOが今年8月に米Hollywood Reporterに明言している。(フロントロウ編集部)

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