ついに『ワイスピ』が終わりが迎える
ド派手なカーアクションと仲間との熱い友情を描き、新作が公開されるたびに全世界で大ヒットを記録している映画『ワイルド・スピード』シリーズが、第11作目で終了すると米Deadlineほか複数のメディアが伝えている。
俳優のヴィン・ディーゼル&故ポール・ウォーカー主演で、2001年に記念すべき第1作目が公開された映画『ワイルド・スピード』シリーズは、2021年に公開予定の新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』と2019年公開のスピンオフ映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』も合わせると、全10作品が制作されているメガヒットシリーズとして知られる。
2013年、『ワイルド・スピード SKY MISSION』の撮影期間中に、ポールが不慮の交通事故で亡くなったことを受けて、シリーズ存続の危機に瀕したこともある同シリーズだが、ポール演じる覆面警官のブライアンを「引退した」という設定にすることでシリーズの継続が決まった。
米Varietyによると、ラスト2作品のメガホンを取るのは、最新作『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』でシリーズに復帰したジャスティン・リン監督で、まだ制作の初期段階ということもあり詳しいストーリーは決まっていないが、約20年間にわたってシリーズを牽引してきたヴィン演じるドムを中心に、レティ役のミシェル・ロドリゲスやローマン役のタイリース・ギブソン、テズ役のリュダクリスことクリス・ブリッジス、ミア役のジョーダナ・ブリュースター、ラムジー役のナタリー・エマニュエル、ハン役のサン・カンといった、ファンにとっておなじみの面々が全員集合するかたちになるとのこと。
ちなみに、メインシリーズが終わりを迎えても、『ワイルド・スピード』の世界が終わるわけではない。ドムの物語はシリーズ第11作目で幕を閉じるかもしれないが、彼の“自動車愛好家”の仲間たちの物語がスピンオフ作品として制作される可能性も残されている。実際、ルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソンとデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムがダブル主演を務めた、シリーズ初のスピンオフ作品『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』はすでに続編の制作が決まっており、それとは別で女性キャストを主人公にした“女性版スピンオフ”の制作も水面下で進んでいる。
メインシリーズがあと2作品で終了してしまうのは悲しいが、新たな物語の誕生に期待したい。(フロントロウ編集部)