オクタヴィア、50歳の誕生日の計画が散々なものに
アメリカで10月22日よりHBO Maxで配信が開始された映画『魔女がいっぱい』や『ドリーム』などへの出演で知られるオクタヴィア・スペンサーは、5月25日に50歳に。一生に一度の記念となる誕生日のうちの1つだけれど、今年の5月といえば、残念ながら新型コロナウイルスの影響で外出自粛が厳しくなっていた時期。誕生日に計画していたことはすべてキャンセルとなってしまったそう。
「家族に会うために(故郷の)アラバマ州に帰って、そして友達とディナーをして、休養として私の会社のチームをハワイに連れて行くつもりだった。そしてそれはどれも実現しなかった。しかも、飛行機代もまったく返ってこなかったんだから!」
オクタヴィアのためにキアヌ・リーブスがしたこと
家族にも会えなかったうえに、なんと10人分の飛行機チケット代も返ってこないというキツい状況が、50歳の誕生日を迎えるオクタヴィアを襲ったという。彼女の話を聞いていた米トーク番組『Jimmy Kimmel Live(原題)』の司会者ジミー・キンメルも、思わず「オー、ノー。あぁ、誕生日おめでとう」と、彼女の状況に皮肉交じりに反応したほど。しかしその後、そんなオクタヴィアにお金に変えられない貴重な出来事も起こったよう。
「私が一緒に働いたことのある人や私が好きな人に、私のために特別な動画を撮ってもらうというサプライズを友達がしてくれたの。クリス・エヴァンスは大切な友達。ケイティ・ペリーも大切な友達。そして、キアヌ・リーブス。彼には驚いた。もちろん私は赤ちゃんみたいに泣き始めたわよ(笑)。『キアヌ!』ってね。素晴らしかった」
クリスとオクタヴィアは2018年に映画『gifted/ギフテッド』で共演しており、シンガーのケイティとオクタヴィアに共演作はないものの、オクタヴィアがアカデミー助演女優賞を受賞した『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』にケイティも端役で出演オファーがあったことは知られており、2人には交流があるよう。
しかしキアヌ・リーブスとオクタヴィアには共演作はなく、オクタヴィアの友人達も、キアヌがオクタヴィアの共演者という理由からではなく、単純に彼女がキアヌを好きであることから、どうにかコンタクトを取ったよう。
じつはオクタヴィアは、駆け出しの頃に車が故障して立ち往生している時に、バイクで通りがかったキアヌが助けてくれたというエピソードを、2014年に出演した米トーク番組『The Meredith Vieira Show(原題)』で明かしている。オクタヴィアの車は汚れており多くの人が素通りするなかで、キアヌはわざわざ車を押してくれたそう。現在ではオスカー俳優となったオリヴィアだけれど当時は非常にラフな服装だったことから、キアヌには思い出してほしくないと、当時の思い出をキアヌに言うことはないと話していた。
しかし、当時もテレビで披露されたキアヌの良い人エピソードは話題となったうえ、今回オクタヴィアの友人がキアヌに動画を依頼したということは、キアヌはオクタヴィアと初対面した時のエピソードを知っている可能性は高い。キアヌの映画が公開された時には、公開された週末に絶対に劇場に足を運ぶというオクタヴィアが、今回の誕生日動画でどれほど喜んだかは想像もつかない。いずれはオクタヴィアとキアヌが共演するところも見たくなってしまう。(フロントロウ編集部)