アリアナ・グランデ、新曲「POV」で恋人との知られざるディープな絆が露わに

アリアナ・グランデの新・最高傑作と言われる新曲「POV」

　アリアナ・グランデが10月30日にリリースした通算6作目のニューアルバム『ポジションズ（Positions）』は、早速、世界各国の音楽チャートを駆け上がり、アメリカ、イギリスなどのApple MusicやiTunesチャートで1位を獲得。14曲を収録した同作は、どこを切り取っても素晴らしい名盤だと音楽ファンを唸らせている。

　セックスに関して露骨に表現した楽曲も多く、良い意味で“アリアナ史上最もみだらな／エロいアルバム”とも評されている『ポジションズ』。でも、収録曲のなかには、もちろん、彼女自身の恋愛観や、心に抱えている不安などを歌ったエモーショナルな曲もある。

　そのなかでも、多くのファンたちが「アリアナの最高傑作」、「この曲は、レベルが違う」、「泣いた」と絶賛しているのが、アルバムの最後に収録されている「POV」。　

　抜群の歌唱力とテクニックが存分に発揮されたこのバラードは、耳に残る美しいメロディにくわえて、“自分を心から愛してくれる人の存在により、固く閉ざしていた心が少しずつほぐれ、自分を愛せるようになった”という、アリアナのポジティブな実体験を連想させる歌詞も人々の胸に響いている。

「POV」ってどういう意味？

　「POV」は、日本語で「視点」、「観点」、「考え方」などを意味する「Point of View（ポイント・オブ・ビュー）」の省略語。

　サビの部分で、アリアナは、自分以上に自分を理解し、大きな愛情で包んでくれるパートナーについて、こう歌っている。

　そのほかにも、このパートナーが自分にとってどれだけ貴重で、良い影響を及ぼしてくれる存在かを示す、こんな歌詞も登場する。

現恋人ダルトン・ゴメスとの関係の深さを表している？

　「POV」は、アリアナが普段はめったに明かさない、恋人のダルトン・ゴメスとの関係性を歌った曲である可能性が高いと言われている。

　アリアナといえば、2018年9月に元恋人でラッパーのマック・ミラーが薬物の過剰摂取によって自宅で亡くなっているところが発見。この精神的ダメージが大きく影響し、当時、スピード婚約が話題になったコメディ俳優のピート・デヴィッドソンと破局・婚約破棄に至った。

　それ以降、しばらくは恋愛はセーブし、独り身を貫くつもりだと宣言。特定の恋人は作らずにいたが、2020年に入り、不動産エージェントのダルトンと交際をスタート。新型コロナ禍で引っ越したアリアナの新居で同棲を始めた2人は、急速に距離を縮め、現在も順調に愛を育んでいる。

　「POV」では、「（抱えていた）荷物がぜんぶ無事に消えて無くなっていく（All my baggage fadin' safely）」とも歌っているアリアナ。“荷物＝baggage”とは、過去に負ってしまった傷やトラウマを意味する言葉。

　この言葉は、前作の『Thank u, Next』の収録曲「ghostin」の歌詞にも登場しており、同曲では「私は荷物が多い女の子（I’m a girl with whole lot of baggage）」と歌っていた。

　ダルトンに捧げるラブソングだと言われる「POV」で、「荷物が消えていく」と歌ったのは、アリアナが、彼という存在のおかげで、以前よりも自分を愛せるようになり、少し肩の荷を下ろすことができたという、大きな心境の変化や回復を表現しているのかも。（フロントロウ編集部）

『ポジションズ』リリース記念！アリアナ・グランデのアルバムを米辛口批評サイトからTOP5でランキング！ - フロントロウ -海外セレブ情報を発信

アリアナ・グランデがこれまでリリースしてきたアルバムはどれも違った良さがあって素晴らしいけれど、今回は10月30日にニューアルバム『ポジションズ（Positions）』をリリースしたことを記念して、米批評サイトMetacriticでの評価を基に、デビュー作から前作までの5作品でランキングを作成してみました。（フロントロウ編集部）

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