ウィリアム王子が新型コロナ陽性に
英国王室のウィリアム王子が、2020年4月に新型コロナウイルスに感染していたと、英The Sunが報じている。ウィリアム王子といえば、父であるチャールズ皇太子が3月25日に新型コロナウイルス陽性となったことを発表。また、イギリスのボリス・ジョンソン首相も3月27日に新型コロナウイルス陽性となり、4月5日には病院に入院していた。そのことがあり、ウィリアム王子は世間を混乱させてはいけないと、新型コロナウイルス陽性の公表を控えているという。関係者はThe Sunにこう話した。
「ウィリアムはウイルスにかなり影響を受けました。立ち直れないほど。一時期は、呼吸するのにも苦労していて、当然ながら周囲の人々はパニックになっていました。医者にかかって陽性が判明した後、彼は健康体なので大きな衝撃でしたが、ウィリアムは通常どおりに仕事を続けると決定しました。公務を全うすると」
もちろん、ウィリアム王子はイギリス東部の自然豊かなノースフォークにあるアンマーホールで隔離生活を送っていたそうだけれど、4月にもリモートで公務を続けていたことは確認されている。その内容は主にビデオ通話やビデオメッセージで、4月1日、4月9日、4月16日、4月23日に公務を行なっていた。
ウィリアム王子は、3月初めにアイルランドのダブリンで、現地救急車サービスで働く救急医療隊員たちと対面。その時に、「ところで、ケンブリッジ公爵と公爵夫人は新型コロナウイルスをまき散らしてしまっています。申し訳ありません」と、当時まだ公務で各地を訪れて人々と直接対面していた自分達の行動をジョークに使う場面もあった。
3月初めにはイギリスを含む欧米ではまだ新型コロナウイルスの感染がそこまで拡大しておらず、ウィリアム王子がこんなジョークを飛ばせる状況だったのだけれど、瞬く間に感染拡大が深刻化し、王子も本当に感染してしまうという事態に陥った。
ウィリアム王子ですら感染するということで、王子は11月5日から12月2日にイングランドで予定されている2度目のロックダウンも真剣に取り組まなくてはならないと感じていると、関係者は伝えている。(フロントロウ編集部)