Photo:ゲッティイメージズ,ニュースコム,@marshmellomusic/Twitter
DJ/プロデューサーのマシュメロのカスタムトラックが盗難の被害に遭い、犯人と警察によるカーチェイスがニュース番組で中継される“珍事件”に発展した。(フロントロウ編集部)

マシュメロのカスタムトラックが盗難の被害に

 今年9月にリリースしたデミ・ロヴァートとのコラボ曲「OK Not To Be OK」や、ホールジーとの「Be Kind」、セレーナ・ゴメスとの「Wolves」などで知られる人気DJ/プロデューサーであるマシュメロのカスタムトラックが盗難の被害に遭った。

画像: マシュメロのカスタムトラックが盗難の被害に

 米放送局KCALによれば、事件が発生したのは米現地時間11月4日の午後6時30分頃で、ロサンゼルス郊外のヴァン・ナイズにあるカーディーラーから、マシュメロのマネージャーであるモエ・シャリジ氏が購入して停めてあった、マシュメロ用にカスタムされた「フォードF-550」のトラックが盗まれたという。

 車は、フロントガラスの上部やドア部分にマシュメロのロゴやアーティスト名などがデザインされたものになっている。ちなみに、このカスタムトラックのお値段は約3,850万円(35万ドル)とのこと。

 ロサンゼルス市警察によれば、ロサンゼルス在住の27歳の犯人は自転車でこのディーラーを訪れたといい、お店でこのトラックを発見すると、乗ってきた自転車を荷台に乗せて走り去って行ったという。

警察とのカーチェイスが中継される事態に発展

 その数時間後、ロサンゼルス郡の保安局がマリブ の道路で無謀な運転をしているこのトラックを発見。高速道路を取り締るカリフォルニア・ハイウェイ・パトロールが犯人の追跡を開始して、カーチェイスに。その模様が米放送局KCALで放送されるという珍しい事件に発展した。

 しかしながら、犯人は猛スピードでこのトラックを操縦する技術には恵まれていなかったようで、間もなくして歩道に乗り上げて電柱に衝突し、停車。警察に御用となった。

 中継されたカーチェイスの模様はこちら。

 地元当局によれば、犯人はアルコールか薬物の影響下で車を運転していた可能性があるという。マシュメロとシャリジ氏が昨年発注していたというこのカスタムトラックに今回どのような被害がもたらされたかについては、現時点で明らかになっていないほか、マシュメロやシャリジ氏は今回の事件に関してコメントを発表していない。

 それにしても、マシュメロのアイコニックなヘルメットやアーティスト名が大々的にデザインされた車を堂々と盗んで走り去るとは、あまりに大胆すぎる犯行だった。(フロントロウ)

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