チャーリー・ダミリオ、TikTokフォロワー数が1億人を突破
短尺動画共有型SNSアプリTikTokで最多フォロワー数を誇り、ギネス世界記録に認定されているインフルエンサーのチャーリー・ダミリオ(16)が、米現地時間の11月22日、ついにフォロワー数1億人という前人未踏の記録を突破したことがわかった。
1億人フォロワー突破の報せを受けたチャーリーは、「これって現実?1億人の人たちが私を支持してくれているなんて! これが現実だなんて、本当に信じられない!」とツイート。
さらに、インスタグラムのライブ配信では、「どうリアクションしていいかもわからない。だって現実味がないんだもん!」と16歳らしいコメントで反応し、「1年と少し前は、コネチカット州に住んでいる、とくに何もしていない普通の高校生だった。でも、今、私はロサンゼルスに住んでいて、最高の親友たちもいる。何だか、すごく不思議な感じ」などと口にした。
“本拠地”のTikTokで公開した動画では、ファンたちに心からの感謝を述べたうえで、自身の1億人フォロワー突破を記念して、TikTokが、アメリカ国内のダンス教育の発展を支援するチャリティ団体アメリカン・ダンス・ムーブメントに10万ドル(約1030万円)を寄付したことを報告。さらに、これまで高い再生回数を記録した人気のダンス動画を再現する“喜びの舞い”を収めた動画をいくつも投稿して祝福した。
@charlidamelio A HUGE THANK YOU TO EVERYONE WHO HAS HELPED ME REACH 100 MILLION SUPPORTERS!!! AND ANOTHER HUGE THANK YOU TO @tiktok I LOVE EVERY ONE OF YOU!!! ��
♬ original sound - charli d’amelio
@charlidamelio ##duet with @charlidamelio
♬ Opaul - Freddie Dredd
炎上が逆に起爆剤に?
2019年夏にTikTokを始めたチャーリーは、キュートなルックスや得意のダンス動画が話題となり、わずか1年足らずで世界最多フォロワー数を獲得。2020年に入ってからは、有名ファッションブランドのキャンペーンに登場したり、ファストフードチェーンとのコラボ商品が爆売れしたり、アニメ映画の声優を務めるなど、着々と活動の幅を広げる傍ら、若い世代に大きな影響力を持つ立場から社会問題に声を上げるなどロールモデル的役割として注目される存在に成長した。
ファストフードチェーンのダンキンドーナツが発売したチャーリーとのコラボドリンクはバカ売れ。発売2日後の同社の冷たいドリンクのセールスは45%増となった。
16歳にして、2020年の推定年収が4.2億円を超えるチャーリーは、つい先日、キャリア史上最大のスキャンダルを経験したばかり。
同じくTikTokスターであり、シンガーでもある姉のディクシー・ダミリオと両親とともに開設したYouTubeチャンネルで公開したディナーの模様を収めた動画のなかで、チャーリーとディクシーが、ディナーを担当した出張シェフの料理に“食用カタツムリ”のエスカルゴが使われていたことに大袈裟に嫌悪感を露わに。それに加えて、テーブルマナーの悪さが目立ったことで、世間の反感を買うという騒動があった。
さらに、動画の中では、当時、TikTokのフォロワー数が9500万人だったチャーリーが、フォロワー数100万人突破のちょうど1年後に「1億人を突破できたら良かったのに…」とボヤいていたことを鼻につくと感じる人も。謙虚さが足りず、調子に乗っていると眉をひそめた人々が、続々とチャーリーをアンフォローし、動画公開時は9900万人だったフォロワー数が、3日間で一気に100万人減。
TODAY IN AWKWARD: Charli D’Amelio complains about not getting 100M followers in 1 year. James Charles responds “Was the 95M not enough for you?” Things get pretty awkward. Dixie D’Amelio scrambles to end video. James takes over and does outro. Charli is left confused. pic.twitter.com/t13aTmbR2h
— Def Noodles (@defnoodles) November 16, 2020
一時は、このまま人気が失速するのではとも危惧されたが、それからほんの数日後の22日には、チャーリーのTikTokフォロワー数が1億人を突破。炎上騒動で注目度がアップしたことが逆に功を奏したのか、失った100万人をすぐに巻き返し、サクッと1億人の大台に乗った。
動画での誤解を招く態度や発言により、世間に良くない印象を与えてしまったことを悔いた様子のチャーリーは、1億人突破を報告した各種SNSへの投稿では、フォロワーたちに念入りに感謝を伝え、彼ら無しでは、前人未踏の記録を達成できなかったと強調していた。(フロントロウ編集部)