クリッシー・テイゲンがメーガン妃を擁護
イギリス王室のヘンリー王子の妻で元女優のメーガン妃が、つい先日、米New York Timesに寄稿したエッセイ『The Losses We Share(私たちが共有する喪失)』で、今年7月に流産を経験したことを初告白。
流産によって「抱えきれないほどの深い悲しみ」を味わったというメーガン妃は、このエッセイのなかで、「大丈夫?」と気づかうことが、自分たち夫婦のように流産などにより子供を失った親たちの悲しみだけにかぎらず、さまざまな場面で人々の心を救うことができるという気づきを得たことを明かした。
ところが、辛い出来事を公表したメーガン妃に対し、その勇気を称える声や励ましの声が相次ぐ一方で、「辛いなら公表しなければいい」「(流産を公表したのは)注目を集めるため」といった辛辣な言葉を浴びせる人たちも。そんななか、シンガーのジョン・レジェンドの妻でモデルのクリッシー・テイゲンが自身のツイッターでメーガン妃を擁護した。
ご存じの方もいると思うが、クリッシーは今年10月、ジャックと名付けた息子を死産によって失った。その際、クリッシーは「本当に必要とする人たちに見てほしい」という思いで、我が子の亡骸を抱いて撮影した“最初で最後の家族写真”をSNSで公開。否定的な意見が多数あった一方で、「流産や死産の話題がタブーのように扱われているなかで、クリッシーのニュースを見て“自分だけじゃない”と知り、心が救われた人もいると思う」という声も寄せられ、文字通り賛否を巻き起こした。
メーガン妃と同じく我が子を失い、批判にさらされたことがあるクリッシーだけに、メーガン妃のもとに集まるネガティブな言葉の数々を見て、黙っていることができなかったのだろう。あるユーザーが書いた「(あのエッセイを読むことによって)同じような経験をした人が得られるものってあるの?」という心無いツイートを見て、その怒りが頂点に達したのか、「本日の“最もクソ野郎で賞”をマルコ・ジャンアンジェリに捧げます」「クソ野郎さん、おめでとう」と“吊し上げ”にした。
その後、メーガン妃を擁護するためだったとはいえ、ついうっかり口汚い言葉を口走ってしまったクリッシーは、当該のツイートを削除すると同時に、「ごめん、もっと良い人になろうと決めたこと忘れてた(笑)」と茶目っ気たっぷりに謝罪している。(フロントロウ編集部)