「Shots Fired」で銃撃事件に言及したメーガン
メーガン・ジー・スタリオンが、11月20日にリリースした待望のファーストアルバム『Good News(グッド・ニュース)』に収録されている「Shots Fired(ショッツ・ファイアード)」で、ラッパーのトリー・レーンズから銃で撃たれたとされる事件に言及した。
メーガンは米現地時間の7月12日、車に同乗していたトリーに銃で撃たれて負傷したとされている。警察により病院に搬送され、銃弾を取り除く手術を受けた。トリーは事件後、一貫して自身の関与を否定していたものの、先月行なわれた最初の裁判で、半自動式小火器を用いた暴行罪と、車両に装填された銃を隠し持っていた罪で起訴された。トリーは裁判で無罪を主張している。
トリーは今年9月にリリースしたニューアルバム『DAYSTAR(デイスター)』に収録された「Money Over Fallouts(マネー・オーバー・フォールアウツ)」で、メーガンの発砲事件を思い起こさせるラップを披露しており、彼は次のようにラップしている。「いくつかの質問がある。足を撃たれているのに、骨や腱には到達していないことなんてあるのか?」。
一方、メーガンはこれまで、トリーとの一件について公の場でほとんど言及してこなかったものの、「Shots Fired」でトリーからのディスに応える形で次のようにラップしている。
「アンタは5フィート10インチのビッチを22口径の銃で撃った
骨や腱の話をしてるってわけね、銃弾は小粒じゃなかったんだけど
感情的で弱虫なアイツにピッタリな弱々しい銃だったよ」
トリーについては「もう十分」とメーガン
メーガンはアルバムの1曲目に収録した「Shots Fired」でトリーの一件に触れることに決めた理由について、米ラジオ局HOT 97の番組『Ebro in the Morning』で言及。
「要するに、言われっぱなしになるのが嫌だったんだよね。ジャブを打たれたまま、何も言い返さないっていうのが嫌だった。私はそういうタイプじゃないからね。とはいえ、正しいのは私で、証拠も何も示す必要はないわけで、そういう時には反応してあげなくてもいいわけでしょ」と、トリーが自分を撃ったことはわざわざ証明するまでもないとしつつも、「まあ、けど、ラップのビーフにしてしまったからには、私も受けて立たないとね。それで、何か言い返すことにしたの」とメーガン。
また、アルバムをリリースするまで「Shots Fired」をシングルとしては発表しなかった理由については、「『ちょっと待って。大人しくしてるのはどう?』って思ったの。我慢していようって。どうなるか様子を見て、一旦待ってアルバムに入れることにした」と明かしている。
ちなみに、メーガンとしては、「Shots Fired」をリリースしたことで、トリーに対して言いたいことは言い切ったと考えているよう。「もう十分に言ったって思ってる」とメーガンは米Radio.comに語っている。「言い合いをするつもりはないの。ある時点で何かを言ったとしたら、そういうことだし、それは私が本気で言ったこと。改めて繰り返す必要なんてない」と続けて語り、今後はトリーの話題には言及しないことを示唆した。(フロントロウ編集部)