リタ・オラが30歳の誕生日パーティーを開催し問題に
2020年3月に現時点での最新シングルとなる「ハウ・トゥ・ビー・ロンリー」をリリースしたシンガーのリタ・オラが、11月26日に30歳の誕生日を迎えた。
リタは30歳という節目の誕生日を祝うため、ロンドンのノッティングヒルにあるレストランに、友人でモデルのカーラ・デルヴィーニュやその姉のポピー・デルヴィーニュらおよそ30人のゲストを招いて誕生日パーティーを開催。報道によれば、ゲストたちは周囲に見られないよう、メインの入り口を使わずに、裏口から入場したという。
しかしながら、イギリスでは現在、現地時間12月2日までロックダウンが敷かれており、特定の状況下以外で同居していない2人以上の人物と会うことが法律で禁止されている。そんななかでリタが大人数でパーティーを開催したことで、パーティー当日、ロンドン警視庁に通報が行くことに。警察は集まりを解散させる権利を持っており、ロックダウン中の違反について違反者に最高で1万ポンド(約139万円)の罰金を課すことができる。
英The Guardianなどの報道によれば、警察は通報を受けてリタらが集まったレストランに入ろうとしたものの、ドアに阻まれて中に入ることができなかったという。ロンドン警視庁では、警察官が直接違反を目撃した場合に限り、捜査を進めるという方針があるといい、これ以上の捜査は進められなかったとのこと。
捜査は進められなかった一方で、英Daily Mailはリタが罰金として1万ポンドを自ら支払ったと報道。しかしながら、罰金が支払われる対象である地元議会は英The Guardianに対し、現地時間11月30日の時点でリタから罰金は受け取っていないとしてこれを否定。「報告は認識しているので、捜査を進めていきます」とコメントして、今後捜査していくことを報告した。
リタ・オラが謝罪の声明を発表
リタは報道を受けて、インスタグラムのストーリーに謝罪の声明を発表。「こんにちは、皆さん。私の30歳の誕生日を祝うため、何人かの友人たちと一緒に小さな集まりに参加しました。これは思いつきで開催を決めたもので、ロックダウン明けに向かっているから大丈夫だという誤った判断をしてしまいました」と文章を始めて、次のように続けた。
「ルールを破ってしまったことを申し訳なく思っています。このことによって、多くの人を危険に晒してしまったことを理解しています。深刻で、言い訳のしようがない判断ミスをしてしまいました。制限がされているなかで、これらの行動がいかに無責任だったかを痛感しています。すべての責任は私にあります。この恐ろしい病気を打ち破るためにいかに人々が懸命に取り組んできたかを身をもって知っているからこそ、いたたまれない気持ちです。私たち全員が無事でいられるよう、これまで人々や企業が費やしてきた犠牲をきちんと認識しています。これで挽回できるわけではありませんが、心から謝罪したいと思っています」。
リタは今年5月、元々医者であった母親のヴェラが新型コロナウイルス患者の治療にあたるために現場に復帰したことを報告していたほか、現場の医療スタッフを支援するため、自らもイギリスの国民健康サービス(NHS)のボランティアに登録したことを明かしていた。(フロントロウ編集部)