アリアナ・グランデのそっくりさんとしても話題になったYouTuberのギャビー・ディ・マルティーノが、自身の幼少期の“不適切なコンテンツ”をサイトで販売したとして問題に。その後、謝罪する動画を公開した。(フロントロウ編集部)

YouTuberが不適切なコンテンツを販売

 米ペンシルベニア州在住のYouTuberであるギャビー・ディ・マルティーノが、18禁のアダルトなコンテンツで有名なSNSである「OnlyFans(オンリーファンズ)」で自身の幼少期の不適切な写真を販売したとして、アカウントが削除される処分がくだされた。

画像: YouTuberが不適切なコンテンツを販売

 OnlyFansはその名前の通り、定額料金を支払ったファンに彼ら“だけ”が見ることのできるコンテンツを配信できるSNSサービス。クリエイターが自分の作品を発売するプラットフォームなどとして使われているのだけれど、アダルトなコンテンツをアップすることも可能であることから、アダルトなコンテンツが特に目立っており、他のSNSでは見ることのできない“過激”なコンテンツが見られるサービスとして有名になっている。最近ではセレブたちもOnlyFansにアカウントを開設しており、ベラ・ソーンや、カーディ・B、ラッパーのタイガ、オースティン・マホーンなどがコンテンツを配信している。

 アリアナ・グランデのそっくりさんとして話題になり、アリアナの楽曲「サンキュー、ネクスト(Thank U, Next)」のミュージックビデオにも出演したことのあるYouTuberのギャビーはOnlyFansで、自身の幼少期の“不適切なコンテンツ”を販売していたよう。

 ギャビーのOnlyFansアカウントを購読していたファンによれば、ギャビーはここで、幼少期に撮影された35秒間の映像を販売していたとのことで、そこには、下着を履いていない幼い頃のギャビーが、ドレスをまくってその下を見せるという映像が映っていたという。

 ギャビーが生活しているペンシルベニア州における児童ポルノに関する法律では、子供の“性的な行為”を撮影することが禁止されており、ギャビーのツイッターには、ユーザーからの「FBIに通報しました」とのリプライも寄せられている。ギャビーのOnlyFansアカウントはその後、「『利用規約』に違反した」として、運営によって削除された。

ギャビーが謝罪動画を投稿

 ギャビーは今回のコンテンツが問題視されたことを受けて、300万人以上の登録者を持つ自身のYouTubeアカウントに謝罪動画を投稿した。

 ギャビーはそのなかで、今回のコンテンツを投稿した経緯について、新しいアイディアを求めていたなかでホームビデオを観ていた時に思いついたものだとした上で、「私のなかでは純粋無垢だと思っていたものが、このように酷い受け取られかたをしてしまうなんて思ってもみませんでした」と説明。

 「それこそが問題だと受け止めています」とした上で、「自分が現実からかけ離れていたことを痛感しましたし、そのような見られ方をされてしまうということまで考えられていませんでした」とギャビーは続けて語り、問題となったコンテンツについて「このビデオは何年も、家族に笑いや楽しさをもたらしてくれるものでした」として、観た人に笑ってほしいという気持ちで投稿したと説明した。

 「自分のことは心の中で分かっているつもりですし、私のことを知っている方であれば、私がこういうことを許さない人間だということは知ってくれているはずです」とギャビーは動画のなかで語り、「子供を搾取したり、傷つけたりするようなことは絶対にしません。本当にごめんなさい」と謝罪した。

 今回、ギャビーが投稿したのはあくまでも自分自身を映した動画ではあるため批判は厳しすぎるとする声もある一方で、児童ポルノが厳しく取り締まられる背景には、毎年のように多くの子供たちが被害に遭っているという事実がある。2020年に国連が公開した情報によると、児童に対する性的虐待が含まれたサイトは、確認できたものだけで2017年には7.8万件を超え、2018年にはその数が32%増加したという。警視庁によれば、ここ日本だけでも分かっているだけで、令和元年に1,559人の児童が児童ポルノの被害に遭っており、これは過去最多の数字だとされている。(フロントロウ編集部)(フロントロウ編集部)

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