MCU映画『ドクター・ストレンジ』でヴィランの1人であるルシアンを演じた俳優のスコット・アドキンスが、同作への出演を「後悔」していることを明かした。

『ドクター・ストレンジ』への出演を後悔

 2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』で一連の作品の一つの締めくくりを迎え、今後もさらなる作品の公開が控えている、世界屈指の人気シリーズであるマーベルのMCU映画。世界中にファンを持つそんなシリーズに出演できるとなれば、多くの俳優が喜んで出演しそうだけれど、意外にも、MCU作品への出演を公開している俳優がいるという。

 それは、ベネディクト・カンバーバッチ主演で2016年に公開された映画『ドクター・ストレンジ』に出演した俳優のスコット・アドキンス。

画像: 『ドクター・ストレンジ』への出演を後悔

 映画『ボーン・アルティメイタム』や『ゼロ・ダーク・サーティ』などの注目作品に出演してきたことで知られる現在44歳のスコットは『ドクター・ストレンジ』で、ヴィランのルシアンを演じた。

 劇中では、ベネディクト演じるドクター・ストレンジとの戦闘シーンもあり、決して目立たないキャラクターではないのだけれど、スコット本人は、ルシアンを演じたことを後悔しているのだそう。

スコットが出演を後悔している理由

 今回、スコットは米The Illuminerdiのインタビューに応じて、ルシアンを演じたことを後悔している理由について、次のように話した。

 「引き受けたことを後悔している役(はルシアン役)だね......踏みとどまって、役を演じていなかったらと思うよ。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参加するチャンスをフイにしてしまったような気がするんだ」

画像: スコットが出演を後悔している理由

 MCU作品の1つだけに参加するのではなく、シリーズを通して出演できるようなキャラクターを演じたかったと、ルシアンを演じたことを後悔している理由について明かしたスコット。

 MCU作品では、2019年に公開された映画『キャプテン・マーベル』にミン・エルヴァ役として出演したジェンマ・チャンが、来たる新作映画『エターナルズ(The Eternals)』で別の役を演じることが決定しているなど、ごく稀な例外こそあれ、1人のキャラクターを演じた俳優が別のキャラクターを演じるというのはレアケース。一度、ルシアンを演じてしまったために、他の役を演じる機会を逃してしまったかもしれないと考えるスコットの後悔は、世界的な人気シリーズであるMCU作品ならではの悩みと言えそう。

 一方、スコット演じるルシアンが復活する可能性は限りなく低いものの、続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』は、サム・ライミ監督のもとで2022年3月25日に全米で公開される予定となっており、パーマー医師を演じたレイチェル・マクアダムスの復帰が決定しているほか、エリザベス・オルセン演じるスカーレット・ウィッチ、ポール・ベタニー演じるヴィジョンが登場することが明らかになっている。(フロントロウ編集部)

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