クリス・プラットが“炎上騒動”に遠回しに言及
『アベンジャーズ』シリーズを手がけたルッソ兄弟こと、ジョー・ルッソ＆アンソニー・ルッソの制作会社AGBOが考案したチャリティ企画「AGBO Superhero Fantasy Football Charity League（AGBO スーパーヒーロー・ファンタジー・フットボール・チャリティ・リーグ）」で、見事、決勝に進んだ映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのスター・ロード役でおなじみの俳優クリス・プラットが、「ハリウッドで最も不要なクリス」と言われてしまったことへの本音をちらつかせた。
事の発端となった「不要なクリスは誰？」論争
映画『キャプテン・アメリカ』のクリス・エヴァンスや映画『マイティ・ソー』のクリス・ヘムズワース、映画『スター・トレック』のクリス・パイン、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のクリス・プラットなど、ハリウッドには「クリス」というファーストネームを持つ人気俳優が多数いる。
左上から時計回りにクリス・プラット、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、クリス・パイン。
そんななか、先ほど名前が挙がった4人のうち「一番イケてなくて不要なクリスは誰か」と、ほんの軽い気持ちで、映画監督のエイミー・バーグがツイッターでフォロワーにたずねたところ、マーベル作品のほかに映画『ジュラシック・ワールド』の主演俳優としても知られるクリス・プラットが“最もイケていないクリス”の座に輝いてしまった。
お調子者の明るいキャラクターでファンからの人気も高いクリスだが、つい最近、自身のインスタグラムで11月に行なわれる大統領選を茶化すような言動をしたことがたたったようで、「ハリウッドを代表するクリスの中から除外されるべきだ」といった、厳しい意見を口にする人が相次いだ。
いわゆるキャンセル・カルチャー（※）の標的になってしまったクリスのために、マーベル作品で彼と共演したロバート・ダウニー・Jr.やマーク・ラファロ、ジョシュ・ブローリン、ゾーイ・サルダナが擁護するコメントを発表するも、当のクリスは今日までこの件についてずっと口をつぐんだままだった。
※著名人や企業によって“問題”だとされる発言や行動があったときに、その問題の原因究明や解決を議論するのではなく、SNSを中心に集団で批判してその人や団体を「抹殺（キャンセル）」しようとする風潮。
そしてつい先日、AGBO スーパーヒーロー・ファンタジー・フットボール・チャリティ・リーグの公式インスタグラムに投稿された動画で、クリスが初めて例の炎上騒動に言及した。
この動画で決勝に進んだ喜びを語ったクリスは、「決勝に進んだ！決勝戦だぞ！どうやってここまで来たんだ!?14人で始まった戦いで、僕はドラフト14位だった。それがどんなにツラいことかわかる？僕は最下位だったんだ。ものすごくトラウマになったね。最後に選ばれたことがある人は僕の気持ちがわかるはず。でも、どういうわけかドラフト後に10位に上昇して、シーズン後は8位になってた」と言うと、「直近の試合で2勝したんだ。一番最近はクリス・エヴァンスに勝った。彼はその前の週にクリス・ヘムズワースに勝利した。（ヘムズワースに勝利したエヴァンスに勝ったということは）例の論争に終止符を打ったってことかな…。イケてるクリスは誰？このなかの1人だ。ちなみに、僕はほかの2人よりも体脂肪率が高いから、浮力では負けてない。みんな、それも考慮して」とクリスらしいユーモアを交えて、炎上騒動の発端となった“クリス論争”に遠回しに言及した。
同じタイミングで「もう1人のクリス」がクリス論争にコメント
ちなみに、奇しくも同じタイミングでプラット、エヴァンス、ヘムズワースに続く「もう1人のクリス」がクリス論争にコメント。そのもう1人のクリスとは、映画『スター・トレック』シリーズや公開中の映画『ワンダーウーマン 1984』などの出演作で知られる俳優のクリス・パイン。
『ワンダーウーマン』最新作のプロモーションのために出演したYouTube番組『Stir Crazy（原題）』で、ハリウッドのクリスたちをめぐる論争について聞かれたクリス（・パイン）は、「このなかだと僕が一番勝ち目がなさそうだから、受けられるサポートはすべて受けるよ（笑）」と冗談ぽっく返答。番組司会者からクリス同士のコラボを提案されると、「（コミコンのような）クリス・コンを開催するか、（かつてフランク・シナトラがカジノホテルのサンズで開催していた）ラット・パック・ショーみたいなのをやるっていうのもいいね」とかなり乗り気な様子を見せた。（フロントロウ編集部）
