ロックダウン中に秘密裏に映画を撮影していたゼンデイヤ
ミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』やMCU『スパイダーマン』シリーズなどの映画作品に出演し、ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』で主演を務めたことで知られる俳優のゼンデイヤは、映画『TENETテネット』の俳優ジョン・デヴィッド・ワシントンが共演した映画『Malcolm & Marie(マルコム・アンド・マリー/原題)』がアメリカのNetflixで米現地時間2021年2月5日に配信されることが決定している。
『Malcolm & Marie』は、ゼンデイヤが主導となり、『ユーフォリア/EUPHORIA』のクリエイターであるサム・レヴィンソンやラッパー兼俳優のキッド・カディに声をかけて制作がスタートしたもので、撮影は新型コロナウイルス禍のロックダウン中に秘密裏に進められ、キャストやスタッフの安全と健康を守るための厳しいルールを徹底したうえで、3月16日からの約2週間で完成した作品となっている。
ゼンデイヤが撮影中の苦労を振り返る
今回、ゼンデイヤはアーティストであるファレル・ウィリアムスのポッドキャスト『OTHERtone』に出演して、『Malcolm & Marie』を新型コロナウイルス禍で撮影したことで経験した苦労を振り返った。
「私たちはバブルのような空間を作ったんです。私たちは全員で隔離生活を送って、人里離れた場所の小さな空間に一緒に滞在していました」と、ゼンデイヤはサンフランシスコから約190km離れたカーメルという海辺の街にある「キャタピラー・ハウス」と呼ばれるガラス張りの邸宅で行なった『Malcolm & Marie』の撮影を振り返っている。
ゼンデイヤは「その家で撮影を行なって、私たちは家を離れることも、どこかへ出かけることも許されていませんでした」と続けて語り、新型コロナウイルスの感染対策として厳しい制限を設けた上で撮影を行なっていたことを明かした。
とはいえ、本作の撮影は限られた少数のスタッフによって行なわれたため、普段は専門のスタッフがいるような仕事も俳優たちが自らこなす必要があったようで、ゼンデイヤは「ヘアやメイクはバスルームで自分でやったし、セットを飾るために自分の服を持参した」ことを告白。
また、ゼンデイヤは番組のなかで、本作にはサム・レヴィンソンの他に助監督がおらず、「試行錯誤しながら、自分たちでいろいろなことをこなした」ことも明かしている。『Malcolm & Marie』は、ゼンデイヤにとって2019年に公開された主演ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』以来の作品となっている。(フロントロウ編集部)